船旅でクロアチアのドブロブニクに寄港したときのお話です。


5月11日(土)ドブロブニク寄港。

7:00着岸。快晴。



この日は7:30集合のツアーに申し込んでいました。


日差しが強く、日向と日陰の温度差が

かなりあります。

日向にいると汗ばむのに、日陰は寒いくらい。


バスで城壁に囲まれた旧市街まで移動して、

ピレ門→オノフリオの噴水→プラッツァ通り

→ドブロブニク大聖堂へと歩きます。


早朝でしたが、すでにたくさんの観光客がいました。



準備中のアイスクリーム屋さん。

"幸せは買えないけど、アイスは買えるよ!"





ここで楽しみにしていたのが全長2kmの城壁を歩くこと。

城壁から見下ろす旧市街の景観が素晴らしい、

といくつか記事を読んでいました。

ジブリの『紅の豚』の舞台にもなったそうです。


城壁を歩けるのは自由散策の時間になってから。

それまではガイドさんと

同じツアーの方と一緒に行動します。


早く城壁を歩きたいなー、と大聖堂を

眺めながら気もそぞろに

なってきた頃、ガイドさんが

最初に行く予定だった入口近くの

フランシスコ修道院に戻りましょう、と言いました。

修道院内にあるマラ・ブラーチャ薬局が有名で、

そこはヨーロッパで3番目に古い薬局だそうです。

それもツアーの行程に組み込まれていたんですね。


到着したときは早朝でまだ開いていなかったので、

修道院の薬局を見てから城壁の入場チケットを

渡します、とのこと。

(*城壁を歩くのは有料です。)


城壁は出入り口が3カ所あり、

一方通行で反時計回り。


私は大聖堂近くのスポンザ宮殿の横から

入場しようと決めていました。

なぜなら城壁の1番高い位置、ミンチェスタ要塞に

最も近く、そこからの旧市街の眺めが絶景、

と聞いていたからです。


薬局に行ってから再度スポンザ宮殿へ戻るには

距離もあるので時間がかかる。

薬局近くにも城壁への入口はありますが、

そこから入ってしまうと位置的にオレンジの

屋根はしばらく見られず、

城壁を1周しなければなりません。

1周は2kmですが、ゆっくり見て回ると

1時間はかかるらしく、

この強烈な日差しの中ではなかなか厳しい。


というわけで、ガイドさんにお願いして

先に城壁チケットを渡してもらいツアーから離脱。

宮殿横にある城壁の入口へ向かいました。



(石階段を登って入場します)


道はすれ違えるくらいの広さはありますが

結構アップタウンがあり、時々現れる階段は狭く急勾配。


旧市街を見下ろすと、

オレンジの瓦屋根は美しく、

石や石膏(?)で作られたベージュの外壁と

相まってとても可愛らしい。




ロマンチックというかメルヘンチックというか、

現代とは思えないほど。

視界に広がる、暖かみのあるオレンジの世界を満喫。



ミンチェスタ要塞から街を見下ろすのも 

もちろん良かったのですが、私が歩いた 

スポンザ宮殿からピレ門近くまでの間は終始

旧市街のオレンジ屋根が見えて眼福でした。


洗濯物が掛けられていたり、

瓦を修復中でブルーシートが

かけられているところなどもあり、

生活感があるのも良かったですね。



 



続きます。