おはようございます。
けいです。
そういえば先日、40歳になりました。
平均寿命からいったら、折り返し地点でしょうか。
これからも、楽しんで人生を歩んで行こうと思います♪
さて、今日は「人を育てる」というお話です。
高度成長期の名経営者たちは、特に「人」を大切にしてきたようです。
以下のお話をどうぞ♪
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かつてトヨタ会長で経団連会長も務めた奥田碩氏は「社員の首を切るなら経営者は切腹せよ」と述べました。
「松下電器は人をつくるところです。あわせて電気器具もつくっております」という言葉で有名な松下幸之助氏は、人材育成に力を入れ、世界恐慌で深刻な状況に直面したときも人を減らさず、仕事を半日、勤務を半日にして乗り切ったという逸話があります。
人を育てる。
できる限り雇用を守る。
日本の高度経済成長を支えた世代の経営者には、それが企業のあるべき姿だという「良識」が備わっていたのではないでしょうか。
【人員削減に関する名経営者の発言・行動】
・奥田碩(トヨタ元会長):「経営者よ、クビ切りするなら切腹せよ」と主張
・松下幸之助(パナソニック創業者):世界恐慌時、人員削減せず乗り切る、「生産は半分、工場は勤務も半日。給与は全額払う。そのかわり休日返上で在庫を売るんや」
・永守重信(日本電産創業者):「雇用は守る。リーマン・ショック時も誰も切らずに平均5%の賃金カットをし、その後利子を付けて返した」「(ハードワークより)リストラする方がよほどブラックではないか」
・岩田聡(任天堂元社長):2期連続の営業赤字を出した2013年6月の株主総会、リストラを迫る株主に「社員が不安におびえながら作ったソフトは人の心を動かさない」と返答。雇用を守り抜いた。
(「成功に奇策はいらない」平山真也 著 / 英治出版より)
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人件費や人が成長するためにかかるお金は、コストではなく、もっとも大切な投資ではないでしょうか。
こんなお話があります。
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今の時代、ネット上で無料で受け取れるものはたくさんあります。
つまりお金をかけずに学ぼうとすることが、簡単にできる世の中です。
そんな中でも、モテる男はお金を払って学ぼうとします。
私自身もこれまでたくさん無料のものをダウンロードしたことがありますが、どれも自分の学びに大きくはつながりませんでした。
(中略)
人は払った代償分のものを、得ようとします。
例えば、あなたは誰かから本を借りて、結局読まなかったという経験があるかもしれません。
それと同じで、無料のものに対してはあなたが払っているものがないので、「元を取ろう」という気が起こりにくいのです。
似たような例で、タダでもらったコートと、あなたの給料1カ月分で買ったコート・・・この両方がクローゼットの中にあるとすれば、どちらの方を大切に着るでしょうか?
言うまでもなく、後者だと思います。
これほどに明確に、私たちは自分の投資したものに対して、それと同じだけの価値を見出そうとする傾向があるのです。
ですから、あなたが本気で何かを学びたい場合は、ぜひお金をその対象に払ってみてください。
より多くのお金を払うことで、本気度が増すことに気づくはずです。
「モテる男」と「嫌われる男」の習慣
今井 翔 著
明日香出版社
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このお話には納得です。
お恥ずかしい話ですが、創業当時の全然お金がないときにも、けっこう有料の勉強会に参加していました。
友人にもよくバカにされました。
当時付き合っていた彼女は、愛想をつかして去っていきました。
セミナーオタクなんて言われたりもしました(笑)
でも、今では「最高の投資」だったと声を大にして言えます。
もっとも投資価値があるものは、人への投資。
自分を磨くための投資であり、他人を成長させるための投資。
そして、有料であることの意味は、「行動」に変えやすいところにあると思います。
20世紀最後の哲人といわれる森信三氏の著書には、こんな言葉があります。
「読書は、いわば鉄砲で的をねらうようなものです。
しかし いかにねらいは定めても、引金を引かない限り、一向恐ろしくないでしょう。
引金を引くとは、実行ということです。
そこでどんなに本を読んでも、実行の心がけのないような人間は、恐れるに足りないのです」
お金を払って参加する。
会場に向かう。
これらはすでに「実行」であり「行動」の一部です。
引金を引くということは、右足を一歩前に踏み出すことです。
自分のため、社員のため、もっと大きな何かのため、もっと身近な人のため。
自分の成長のための投資、人の成長のための投資をしていきたいですね♪