おはようございます。
けいです。
今さらですが、
2月って短いですね(笑)
さて、今日は「ちょっと人に得させる人」というお話です。
斎藤一人さんのお弟子さんである“高津りえ”さんの著書よりご紹介させていただきます。
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一人さんは、相手を幸せにするボランティアの天才です。
たとえば、飲食店の店員さんの態度がよくなくて不快な思いをしても、一人さんは絶対にそのことを相手に悟らせないで帰ります。
「ありがとう、おいしかったよ」と一人さんが笑顔で言うと、ブスッとしていた店員さんが顔をほころばせて、空気が明るくなるのがわかります。
「あの人たちは、さんざん言われてるんだ。『あなた、態度が悪いよ』『そんなんじゃ、お客さん来ないよ』って。
でも変わらないんだよ。
わたしが『おいしかったよ』って大入り袋を手渡すと、ニコっとするよね。
ふだん、けなされたり、怒られたりばかりしている人がほめられると、人の何倍もうれしいの。
そうすると、『次のお客さんには笑いかけてみようかな』とか、『もうちょっと感じよくしてみよう』とか、気分が変わるだろう?
これはわたし流のボランティアのひとつなんだよ」
と、前に教えてもらったことがあります。
シャイな一人さんはけっして身元を明かしませんが、日本全国で人気者なのです。
ずっとそういうお師匠さんの姿を見てきて、わたしも豊かな心を寄付する人になりたいと思い続けています。
「この世は、すべて奉仕なんだ。
お金をもらう有料の奉仕で誰かを助けることもできるし、あの人がいると雰囲気が明るくなるなとか、会うとちょっぴり得した気分になるなって思ってもらえる無料の奉仕もある。
どんな奉仕だって相手がよろこんでくれたら、いつか自分に豊かな経済となって返ってくるんだ。
だから、人生は、ちょっと人に得させる人がいちばんお得だよ」
(「お金の神様が教えてくれる経済の授業」高津りえ 著 / 廣済堂出版より)
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世界的名著、サミュエル・スマイルズの「自助論」に、こんなお話があります。
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スコットランドの地質学者ヒュー・ミラーの伯父は立派な人物だったが、つねづねミラーにこう諭していた。
「人と交際する時は、多少なりとも相手に得をさせるほうがよい。
相手の便宜を計り、何でも十分に与え、決してもの惜しみをするな。
そのほうが結局は自分の得になるのだから」
ある有名なビール業者は、自分の成功はモルトを惜しまず使ったからだと述べている。
彼は樽のところへ行って試し飲みをするたび、必ず「まだ水っぽいな。もっとモルトを混ぜろ」と職人に命じたという。
彼の気前のよさがビールにも伝わったのか、そのビールはコクが増し、イギリスはもとより海外でも大評判となった。
そして彼は莫大な財を手に入れたのである。
(「自助論」サミュエル・スマイルズ 著 / 竹内 均 訳 / 三笠書房より)
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以前聞いた話で、お饅頭屋さんのお話を思い出しました。
あるところに、繁盛しているお饅頭屋さんがあります。
そのお饅頭屋さんの店主には師匠がいて、あるとき師匠に聞かれます。
「繁盛してよかったな、これからどうする?」
店主は答えます。
「店舗を増やそうかと考えています」
すると師匠はこう言ったそうです。
「店舗を増やすより、あんこを増やしなさい」
というお話です。
つまり、
今、来て頂いているお客様を、もっと喜んでいただくように頑張りなさい!
という教えです。
それを続けて行ったら、きっと先程のビール業者のように、世界中に認められるお饅頭屋さんになるのではないでしょうか♪
もちろん、店舗を増やして広い地域で喜んでいただくことも良いことだと思いますが、もっと大事なのは、今まさに足を運んで下さるお客様こそ“一番大事”なお客様だということです。
「ちょっと人に得させる人」が、結果的に得する人になっていくのでしょうね♪