「生産性を高める方法」というお話です。
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あなたが生み出す価値を決めるのは、デスクに座っている時間の長さではない。
重要なのは、そうした時間につぎ込むエネルギーだ。
時間管理に関するおびただしい数の本は、あなたがコントロールすることのできない要因(時間)に焦点をあてている。
仕事の能率を高める、あるいは維持するためには、それよりもエネルギーの管理と再生が重要になる。
アスリートはそれを知っているが、体ではなく脳を使う場合、私たちはこのことを忘れがちだ。
がんばって働くことが悪いというのではない。
ここで言いたいのは、人よりもがんばって長く働くことが成功への唯一の道だと思い込まないように、ということだ。
働きすぎは健康と幸福を阻害し、仕事の質にも悪影響を及ぼす。
周60時間働くと、エネルギーの低下によって平均的な生産性はマイナスに落ち込みかねない。
つまり働かないほうがいいという状態だ。
生産性を高めるには、エネルギーを管理し、その再生に時間をとる必要がある。
さらに効率も高めるには、最も高い価値を生む仕事や計画に取り組むようにする必要がある。
能のフィットネス完全マニュアル
フィル・ドブソン 著
斉藤裕一 訳
CCCメディアハウス
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生産性を高める要点が載っていました。
・7~9時間眠ってから目覚める。
・朝起きて水を0.5リットル飲む。
・短い瞑想をする。
・20分間、歩くか軽く走る。
・健康的な朝食をとる。
・最も価値の高い時間帯(一日の中で仕事がはかどるとき)に50分間仕事し、10分間の休憩をとる(+体を動かす)
・この仕事50分休憩10分、を3回繰り返す。
そして、脳に良い食事もこうあります。
「水」 水分が不足すると集中力やエネルギー、気分に悪影響が生じる。
「魚介類」 サケ、マグロ、イワシ、マスなど、脳が必要とする脂質の含有量が多い魚を食べるといい。中鎖脂質(MCT)は脳の働きの向上に関係する。魚はオメガ3脂肪酸、神経の健全な働きを高めるドコサヘキサエン酸(DHC)も豊富に含む。(ベジタリアンの方はココナッツオイルがMCTを多く含むのでおすすめ)
「野菜と緑の葉菜類」 脳はビタミンを必要とする。脳をシャープな状態に保つのに必要なビタミンC、E、Kが不足しないように、野菜と緑の葉菜類をたくさん食べるとよい。
「卵」 卵黄はコリンを最も豊富に含む食物の1つ。コリンは記憶を鮮明に保つのに重要な働きをする神経伝達物質アセチルコリンの元になる。
「ナッツ類」 クルミはオメガ3脂肪酸とビタミンEを豊富に含む。ブラジルナッツは脳の健康を高めるセレンを多く含んでいる。
「種子類」 オメガ3脂肪酸を豊富に含むフラックスシード(亜麻の種)は、脳のための素晴らしいスナック。カボチャの種は記憶の保持に重要な働きをする亜鉛の補給源になる。
「ベリー類」 ブルーベリー、ブラックベリー、イチゴ、サクランボは抗酸化物質を豊富に含む。抗酸化物質には脳細胞にダメージを与える酸化ストレスを予防する働きがあり、抗酸化物質を多く含む食事は認知症など加齢の影響を減らすのに役立つ。
「ウコン」 抗酸化・抗炎症作用をもつクルクミンを豊富に含むため、神経組織の保護と新しい脳細胞の成長促進に役立つ。
「オリーブオイル」 食事にオリーブオイルを加えると、脳の機能向上につながることが研究で確認されている(といっても飲まない方がいい)
「緑茶」 デトックスと抗炎症の作用を通じて、神経を保護する働きがある。紅茶にも抗酸化作用がある。
といった具合に、食事を意識すると「脳」のパフォーマンスも上がってくるのでしょう。
仕事の効率化をはかるのも、そもそも「脳」の働きを良くしてしまえば、今までよりもはるかに多くの仕事を短時間でこなせるかもしれません。
アスリートが筋肉や身体のことを考えて食事をするように、仕事をする人もそういう意識を持っていくと「プロ」のる領域に近付けるのでしょう。
脳に良いことをしていきましょうね♪