「こういう人には嫌われてもいい」というお話です。
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「応援される人」と聞くと、地球上の全人類から好かれなければならないと勘違いする人がいる。
もちろんそんなことは不可能だ。
それどころか誰からも好かれようとして八方美人を貫こうとすると、最終的には「あの人は信用できないよね」という噂が一気に広まって孤立無援になる。
これは学生時代を思い返してみればよくわかるのではないだろうか。
八方美人だった同級生は最終的にクラス全員から無視されてしまうようなこともよくあったはずだ。
全員から好かれようと頑張ると、全員から嫌われてしまうという人間社会の何とも皮肉な法則があるのだ。
私は学生時代に読んだ数多くの本と社会人になってから出逢ったカリスマたちに、どんな人が長期的に応援されるのかを貪欲に問い続けてきた。
その結果浮き彫りになった事実は、長期的に応援される人たちは「こういう人には嫌われてもいい」と腹をくくっていたということだ。
「こういうことを主張するとこんな人たちからは嫌われるだろうな」ということを、きちんと把握した上であえて自分の主張をしていたのだ。
すると予想通りに反発が返ってくる代わりに、賛同する人も現れるということだ。
反発してくる人は決してゼロにはならないのだから、そんな連中には目もくれずに、ひたすら賛同する人たちをメロメロにすればいいのだ。
大好きなことで、食べていく方法を教えよう。
千田琢哉 著
海竜社
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小林正観さんは、順風50%逆風50%が一番良いと言われました。
「逆風」つまり自分に対してネガティブなことを言う人も、50%位いると良いようです。
ただし、この50%というのは「人数」ではありません。「エネルギー」です。
身近な人や、よく会う人ほどエネルギーが強くなります。
それを踏まえて、自分を成長させるには、50:50の環境が一番磨かれるというのです。
なので、最初から100%の賛同を目指す必要はないということです。
さらに上級者になると、反対してくれる人にも「感謝」できるようになります。
「陰極まれば陽に転じ 陽極まれば陰に転ず」
どちらもなくてはならない存在で、成長には欠かせない存在が「反対」する人ですからね♪
もちろん、賛成してくれる人、応援してくれる人にはもっと大きな感謝の念が生まれます。
嫌われないようにビクビクして生きるより、「嫌われても独りになっても構わない」と堂々と生きた方が応援する人(コアなファン)も増えていくでしょう。
きっと仕事や商売でも同じことがいえますね。