あるクリスマスの日の出来事 | 「魂が震える話」ブログ

「魂が震える話」ブログ

成功者の名言、いい話、泣ける話、気付きのブログ。この「魂が震える話」を見て、多くの人が元気になって頂けたら幸いです。

 

来年3月、東京にて、福島先生の6時間にもわたるお話を聴くチャンスがあります!


福島先生のお話は、このメルマガを読んでいる“意識の高い人”すべてに聴いてもらいたいです。

 ↓ ↓ ↓

http://soul.jp.net/20170320/


クリスマス・イヴということで、クリスマスにちなんだお話をご紹介させていただきます。


_______


あるクリスマスの日の出来事です。


うちには6才の息子がいます。


我が家では、クリスマス・イヴの夜、子供たちが寝静まった枕もとにおもちゃをそっと置いて、翌日の朝、子供たちが目を覚ました時に、おもちゃを見つけて、


「わ~、サンタがきた~!」と喜び、そしてそのおもちゃで遊ぶ、ということを年中行事にしていました。


その年もまた同じように、子供たちの枕もとにおもちゃを置きました。


次の朝、子供たちが起きた時に、「わ~、サンタがきた~!」といつもと同じ光景が起こると思っていました。


そう信じていました・・・。


買ったおもちゃは、子供用のコンピューターでした。


そのコンピューターの電源を入れた時に、事件が起こりました。


電源をいくら入れてもつかないんです。


壊れていたんです。


お昼になるのを待って、買ったおもちゃ屋さんに電話を入れました。


責任者の方が出られて、こんな対応をされました。


「あー、故障ですか。それは申し訳ないですねー。


でもね、それは作ったメーカー側の責任なんです。


メーカーのお客様相談室に電話をしてください。


電話番号を言いますんでー」と。


少し「ん?」と思いながらも、おもちゃメーカーに、妻が電話をしたんです。


クリスマスの日に、おもちゃメーカーに電話してみるとわかりますが、繋がらないんですよね。


1時間に4回くらいの割合で、夕方くらいまでかけたんです。


タイミングも悪かったとも思うんですが・・・。


けれども、その日はとうとう繋がらなかったんです。


お昼をすぎた頃、息子は泣き始めました。


新しいおもちゃで遊べない。。。


泣く気持ちもわかるんだけど、その泣く息子を見て、妻は「あんた、ちょっとくらい我慢しなさいよ」と・・・。


これはサンタさんからのプレゼントだから、僕も「俺らが我慢しろよってのもおかしいだろ!」と取り乱す一幕もあったんですが・・・。


しびれをきらして、夕方4時を回ったころに、買ったおもちゃ屋さんにもう一度、妻が電話をしました。


同じ人が出てきて、同じ対応をされました。


そこで、僕はちょっと腹が立つのをこらえて、電話を変わりました。


そしてこう言いました。


「クリスマスの日、お忙しいのに、故障の電話なんかして申し訳ありません。もう修理は結構です。もういいんです。


電話を変わったのは、一つだけ、お伝えしたい事があったんです」


「はあ?」と相手の人は、警戒心を強められました。


何、言うんだろうな、電話を変わってまで・・・と思ったでしょうね。


僕はかまわず、こう続けました。


「僕が、そちらのお店で買ったもの、それはなんだか解りますか?


僕が買ったもの、それは・・・


サンタクロースは、子供たちの心の中にいますよね。


子供たちは、イヴの夜、サンタに会おうと、夜更かしをするんです。


一時間経っても二時間経っても現れる様子はないんです。


そして、睡魔には勝てず、とうとう寝てしまいます。


次の朝、枕もとにはおもちゃが置かれている。


そのおもちゃを見て、


「あー、サンタは本当にいたんだー」


そう思って、心踊らされて、遊ぶ。


その夢と子供たちの感動に、僕はお金を払ったんです。


僕がそちらで買ったもの、それはおもちゃでは無いんですよ。


その夢と感動です。


だから、クリスマスに、このおもちゃで遊べる事が、どれ程大切かという事を、それだけは理解していただきたいと思うんです。


また、余裕がある時に修理の方をお願いします」


そう言いました。


そして電話を切ろうとした時です。


その人は、しばらく黙っていました。


その後こう言われました。


「お客様、時間をいただけますか?」


「お客様がお買いになった子供用のコンピューター。


超人気商品で、この店には在庫はございません」


それを聞いて、調べてくれたんだなぁと思って、胸が「ぐっ」となりました。


「でも支店を探してみれば、一つくらいあるかも知れません。


もしあれば、今日中に届けさせていただきたいと思います。


ちょっと時間をいただけますか?」


「えっ、本当ですか?本当にあれば子供は凄く喜びます。お願いします」


僕は、そう言って電話を切りました。


電話を切ったあと僕は、「頼む。あってくれよ!」と期待に胸が張り裂けんばかりでした。


そして、ピンポンが鳴るのを心待ちにして、待ちました。


しかし、夜の8時になっても、誰も来る気配はありません。


子供たちは、すっかり寝支度ができて、布団の中に入りました。


「間に合わなかったな。きっと無かったんだな。


今年のクリスマスはガッカリだったな。


でも、こんな時もあるよな・・・」


と諦めていた、その時です。9時頃でした。


「ピンポ~ン!」とベルが鳴りました。


僕は「よし、来た!」っと、小さくガッツポーズをしながらも、何食わぬ顔で子供たちを部屋に残し、玄関に向かいました。


ドアを開けたら、その人がコンピューターを抱えて立っていました。


しかも、サンタクロースの服を着て・・・。


僕は驚きました。


「えっ、サンタ?!」と思わず口に出ました。


その人は言いました。


「サンタクロースです。お子さんをお呼び下さい」


僕は、漠然とスーツ姿の人を、想像していました。


スーツ姿で、代わりのコンピューターを持ってくる、そう思っていました。


でも、僕の前に立っていたのはサンタでした。


僕は興奮して、子供たちを呼びに行きました。


「早く降りておいで」


子供たちは、何事かと、どたどた階段を下りてきました。


そして、その人の姿を見た瞬間


「サンター!サンタだー!!」


驚きながらも、次の瞬間にはピョンピョン跳ねていました。


サンタはしゃがんで、子供たちの目線に合わせてこう言いました。


「ごめんね。サンタのおじさん忙しくてね。


壊れたおもちゃを持ってきてしまったんだ。


ごめんね。はい、これはちゃんと動くからね。


お利口にしていたら、来年もまた来るからね」


そう言って、頭を撫でてくれました。


僕は、子供たちを部屋に戻して、その人にお礼を言いました。


「ありがとうございました。本当に子供の夢をつないでくれました。


サンタにまでなっていただいて、本当にありがとうございました」


その人はこう言いました。


「私たちが売っている物はおもちゃではないんです。


夢と感動なんです。


忙しさにかまけて、大切な物を忘れていました。


それを教えてくれて、ありがとうございます」と。


「とんでもないです。こちらこそ本当にありがとうございます。


こんなことをしていただけるなんて、これから僕は一生あなたの店からおもちゃを買います。


いい社員さんがいる会社ですね」


と僕はそう言いました。


その人は泣かれました。


僕も思わず泣いてしまいました。


その夜はとても不思議な気分で眠れませんでした。


眠らなくてもいい、そう思いました。


「なぜ、あの人はサンタの服できたんだろう?」


ずーっと考えていました。


そして、いきついた言葉、それは「感動」でした。


_______


素敵なお話です。


今夜はクリスマス・イヴ♪


家族で過ごす人もいれば、一人で過ごす人も、仕事をする人もいると思います。


僕も仕事です(^^♪


こんな日の仕事の帰り道、コンビニに立ち寄ったりすると、そこにも誰かの代わりにシフトに入っているであろう、誇り高き人がいます。


そうして見えないところで頑張って踏ん張っている人がいます。


あなたもそうかもしれません。


本当は子どものために早く帰りたいけど、他の人もそうだろうから自分が出る!っていうカッコいい人です♪


そんな一人一人が素敵なイヴを過ごせますように☆

 

PS:福島正伸先生のお話をまだ聞いたことがない方は、この機会に是非聴いてください。


 ↓ ↓ ↓

http://soul.jp.net/20170320/