時空 | 作家 坂井あおのブログ

作家 坂井あおのブログ

    絶えず移動していく僕ら
      止まれない私たち

小説・シナリオ(ドラマ、映画、CM)・写真詩集作家、坂井あおの日々浮かんでは記憶の海に消えゆく思いを気ままに綴るブログです。

風が入ってくる部屋で1日中、

でたらめに数冊の本を読みながら、

何度もうたたねして、何個も夢を見て、

また本を読んでというのを繰り返していたから、

思考がすごいことになっている。


時代小説と、

心理療法の臨床ケースの話と、

死後の世界?をさまよう子供のファンタジーと、

死んだ人を思って生きる人を描いたよしもとばななの小説と、

相対性理論の本などなど・・・。


小さいころから、時間について考えるのはとても好きなんだけど、

やっぱり不思議だ。


今、目にしているこのものも、認識している時には、

すでに過去の存在。


空に見える星なんかもっと何億年も過去のものを今、見ている。


時間はとまらないと言いながら、常に今しかなくて、

その今は常に過去になってる。


人間の時間は、宇宙からすれば一瞬でも、

もうすこし短命の存在からしたら、果てしないんだろうな。


明日は、明日にならなければ、

本当に来るのかわからない。

でも、明日が来るのは当たり前のように生きてるし、


いつか死ぬのは絶対わかっているのに、

生きることばかり考えて生きている。


江戸時代の人は、わりと死といものが身近だったせいか、

その日暮らしのお気楽な人もおおかったらしい。


生きていても、心が死んでからまた生まれ変わる人もいたり、

死んだら存在はないっていう科学と、

死んでも存在はあるっていう物語が存在するという必要性。


人間は、ただ生きて、ただ死ねない。

かなり面倒で、なかなかいとおしい存在だ。



と、とりとめのない思考を言葉に出してみたけど、

整理はつかなそうです。


たぶん、今夜も、おかしな夢を見るんだろう。

それが怖い夢じゃなくて、楽しい夢だといいな。


だいたいにおいて、くだらないことばかり

考えているのです。