夢のような夢で目が覚めた。
いつか、ずっとずっと遠く先のいつかに、
「いいね」
という文字をみかけてら、
いろんなことを思い出して、
せつなくなるのかな。
なんて最近、思いました。
今、読んでいる本が、海外文学なんですが、
翻訳があまり上手じゃなくて、
すごく私好みになっています(笑)
私、体言止めとか、無機な雰囲気というか、
丸くない言葉づかいの音がとても好きなんです。
それで、直訳に近い翻訳した日本語も好きなんです。
ドラゴンクエストの中に出てくるセリフとかも、
すごい固くて好きです。
「ここより南へ行ったところに祠があるらしい」
「この世界のどこかに稲妻の剣があるという噂だ」
とか、なんか、カクカクした感じと、
何度聞いても、繰り返す感じがなんだか好きです。
そして、その文の音は、綺麗に感じます。
感覚って不思議ですね。
で、「風立ちぬ」を観てきたんですが、
その中のセリフにも、ちょっとそういうニュアンスを感じました。
特に主人公。
なんか言葉の音が好きでした。
それと全体の音と色が好きでした。
幼いころに、生まれて初めて祭りを見たとしたら、
こんな風な音や色に異次元に連れて行かれた感覚になるのかも。