体言止めがすき | 作家 坂井あおのブログ

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小説・シナリオ(ドラマ、映画、CM)・写真詩集作家、坂井あおの日々浮かんでは記憶の海に消えゆく思いを気ままに綴るブログです。

夢のような夢で目が覚めた。


いつか、ずっとずっと遠く先のいつかに、


「いいね」



という文字をみかけてら、
いろんなことを思い出して、
せつなくなるのかな。


なんて最近、思いました。





今、読んでいる本が、海外文学なんですが、

翻訳があまり上手じゃなくて、

すごく私好みになっています(笑)




私、体言止めとか、無機な雰囲気というか、

丸くない言葉づかいの音がとても好きなんです。



それで、直訳に近い翻訳した日本語も好きなんです。






ドラゴンクエストの中に出てくるセリフとかも、

すごい固くて好きです。



「ここより南へ行ったところに祠があるらしい」

「この世界のどこかに稲妻の剣があるという噂だ」

とか、なんか、カクカクした感じと、

何度聞いても、繰り返す感じがなんだか好きです。



そして、その文の音は、綺麗に感じます。




感覚って不思議ですね。






で、「風立ちぬ」を観てきたんですが、

その中のセリフにも、ちょっとそういうニュアンスを感じました。

特に主人公。

なんか言葉の音が好きでした。





それと全体の音と色が好きでした。


幼いころに、生まれて初めて祭りを見たとしたら、

こんな風な音や色に異次元に連れて行かれた感覚になるのかも。