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呉下の凡愚の住処

春秋戦国の楚国、三国志の孫呉にすべてを捧げて生きています。
現在はあまり更新していませんが、
何も持っていなかった過去の自分が想定読者でした。
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7日(火)に見た中国国家博物館の話。
本当に雑です、情念の赴くままに書きました。
写真が一枚も載せられないのが本当に残念ですが、
旅行中の記事は全部ガラケーからの投稿なんですいません……

この日は出発が遅れたなあ、と思ってましたが12:00には入館できて、
途中のトイレ休憩以外はぶっ続けで観覧しました。
閉館までいたので滞在時間5時間。
最高でした……宣言通り、まさに抱き散らしてきた。
春秋左氏伝でしか見たことない国の文物がこんなに!? と……

蔡とか杞とか陳とか、まあ普段あまり見かけない国名ですよね。
主に楚に脅かされてた国たちだと思います。
杞の説明に「楚に滅ぼされた」って書いてあって、
あ、やっぱり書く内容そこなんだ。ってクスッとしてしまった。

春秋戦国コーナーでは、説明を見ずにどこの国の文物か想像する
国当てクイズを一人でやってました。楽しかった。
「この青銅器デザインかっこいいな~どこだろ?」
と思って見たら楚だったときの喜び。
楚人と自分のセンスの一致ぶりにニンマリしてしまいますね……
曾国の文物にもびっくりした! 他の地域からの出土品もあったんですねえ。
あの国は随県の曾侯乙墓だけだと思ってました……
歴史書に名前がないし謎が多いから……

やっぱり魏(戦国)の帯鈎(ベルトの留め具)は天下一スタイリッシュだった。
「これだよこれ! コーエーさん見てる!?」
と一人で興奮していた……
無双8の衣装、みんな帯鈎が地味だから
戦国魏みたいにかっこよくしてほしくて……
ってここひと月ぐらいずっと言ってたんです。一人で。
孫呉と蜀はまだしも、曹魏なんて金あるんだから
将軍にはかっこいい帯鈎を身に付けてもらいたい。よろしくお願いします。

感動のトピックがとにかく多すぎて……写真もここだけで680枚撮りました。
文物好きは、国家博物館に行っておけばとにかく間違いがない……
まあ好きなジャンルが文物という人が自分の他にいるのか分かりませんが、
先史~清まで、一通りなんでも展示してありました。
「これここに置いてあったんだ!!」
を何度繰り返したか分からない。言わば文物界のスターが揃っていた。

存在を知ったときからずっと見たいと思っていた、漢代の雲南省の文物、
すべての青銅器ファンの尊崇を一身に集める(と思う)婦好墓の青銅器、
たくさんの画像石(せんの字が出ないから石で代用)、漢代陶楼、
もう挙げるとキリがありません。
特に青銅器がすごい! 数が多いのはもちろん種類も地域も豊富です。
玉器と書画の展示は想像より少なかったですが、
唐代過ぎると仏教が本格化して文物の幅もめちゃくちゃ豊富になるので
展示のバランス取るのも大変なんでしょうね。

“古代中国”の展示だけでなく、
書画の展示と特別展“秦漢文物”も見られました。
玉器の展示もがんばれば見られる時間はあった(通るだけ程度)けど、
もうカメラ(スマホ)の充電が15%を切っていたので、潔く見ませんでした。
まあ……絶対にまた来ると思うので、そのときの楽しみに……
たとえ展示内容が変わっていても、玉器自体の展示はあるだろう……


大型体育館が何個分か分からないほどの広大な面積、
天井がすごく広い4階建て(地下もある)、それでいて写真撮り放題の入場無料。
もう意味が分かりません……すばらしすぎる。本当にすばらしいよ。
入場料を取ることが悪いだなんて絶対思わないです、
むしろ荊州市と湖北省の博物館は入場料と思って行くたびなんか買ってる。
湖北省博物館も最近はグッズのセンスが上昇してるので毎回楽しみなんです。

しかし、それでも、やっぱり無料っていうのはすごい。
これ、国(市?)が入場料取らなくても
やっていけるようにしてくれてるんですよねえ。
こればかりは……本当にこればかりは、すばらしすぎて頭が上がらないです。
出土文物も伝世文物も、展示できるようになるまでの過程が既に芸術のはず。
出土品はもちろん発掘技術だったり加工技術が必要ですし、
伝世品だって本物かどうか分からないから機械で年代測定してるはず。

秦漢文物の特別展でつい最近の海昏侯墓の発掘現場の映像が見られたんですが、
発掘隊の方が博山炉を見て“漂亮”と言ってて……
ああ、この人たちも博山炉を見て、第一印象できれいだと思うんだな、
と思ってその場でも泣いてましたし今も泣いてます。(不審者)

芸術品を見せていただくということは、
展示に関わったすべての人に感謝するということでもあると思う……
だから、別に日本の博物館が高くても仕方ないとは思うんですよね。
とは言えやっぱり無料はすごいよ。
国が芸術に関わる分野に金を出してくれているというのはすごすぎる。
自分には何ができるわけでもないので、せめて入場客として通い続けたいですね。

楚の国宝・王子午鼎も見られたし最高だったな。
「前に河南省博物館で見たのになんでここにもあるんですか!?」
って聞いたらスタッフのお姉さんも分かってなかったけど(笑)、
あとで調べたら王子午鼎は同じ形のが7つあるんですね。私知らなかったです。
知ってたのかもしれないけどそれが王子午鼎のことだとまでは覚えてなかったよ。

やっぱり文物は最高ですね。
文物を見たときの感動を味わうために生きてるって気がします。
来年もできる限り見に行きたいです!