新版三国 第37話 | 呉下の凡愚の住処

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春秋戦国の楚国、三国志の孫呉にすべてを捧げて生きています。
現在はあまり更新していませんが、
何も持っていなかった過去の自分が想定読者でした。
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ついにこの話を見る日が来ました。
気付いたら感想がどえらい長さに……
感想ではなくただの絶叫です。ストーリーの解説はありません……
諸葛亮ファンの方には申し訳ない話ばかりです。
最初から最後までひどいのでお気をつけください。



第三七集 舌戦群儒

・孔明と劉備が出てきた。無事に江夏に逃げたんですね。
 劉琦、このころはまだ元気に見えるのだが……
 十話以内にみるみる弱っちゃうんですよね。

・そこに江東からの使者……だと……?
 こんな早く来るなんて聞いてない! 心の準備が!!

・孫権と魯粛は出会ってから一ヶ月間、
 一緒に食事をして同じ部屋で寝て朝夕離れなかったそうです。
 なんなのその二人……そしてなぜそんなことを弟に話すの諸葛瑾……
 魯粛の助言を聞くようになってから
 帝王みたいになった権様なんてカッコいいじゃないですか!
 孔明の使者(のゴシップ)紹介が意外と長い。いつまで待たせるんだ。

ぎゃーーーーー!!!
 子敬さんが出たーーーーー!!
 ふつくしい……鼻と耳が赤く見えるのですが寒いのかなあ……
 そりゃあれだけ待たされたら冷えますよね。(既に着眼点がおかしい)
 すごい! 場の空気が変わった! 間の取り方とか、本当にいいですね。
 魯粛と話す孔明が照れて挙動不審になってるようにしか見えない。
 孔明と対等以上に話す人が出てくるなんてすっきりしますね!
 しかもそれが演義で散々コケにされてた魯粛さんなんてーーー嬉しい!!

・場面は一瞬曹操陣営に移って、程昱さん!
 この人も懐かしい……何話ぶりかしら。
 そいえば結局、郭嘉がいつ亡くなったのか分からないまま
 赤壁を迎えてしまいましたね。曹操たちはもう勝ったつもりでいる……

・魯粛さんは本当にカッコいいわねえ……よく見たら衣服の前掛け(?)もおしゃれ。
 呉では張昭が孫権様に「負ける負ける詐欺」の演説をしてます。
 「江東を挙げて朝廷に帰順してくださいよ~!」
 なんてできるはずないだろ……
 「降服しても、朝廷に税を納めれば地位を失わず江東の地を守って行けるだろう」
 とは言うものの、曹操がそんなことさせてくれるかどうかなんて怪しいですよね。

・↑曹操がそんなことさせてくれるかどうか~の部分を
 子敬さんが権様に熱弁してくれた……!!
 この権様はそもそも迷いがなさそうでいいです。カッコいいです。
 降服派の人たちを静かに下がらせて、
 魯粛と二人きり(衛兵たちがいるけど)になったのもまた良し!
 いいなー本当にカッコいい君主と軍師だな!
 でも何かを質問したわけでもないのに「完全可能」と答える魯粛には吹きました。
 何が可能なのか、何が完全なのかまったく分かりません。

・翌朝の魯粛のテンションの高さに吹きました。
 張昭はいきなり孔明に対して意地悪になっちゃうし。
 余所者いびりが激しい人だなあ……しかも思ったよりいびりが長い。
 「こちらが呉の長史、張昭殿です」って紹介を受けて
 最初に発する言葉が孔明いじめってひどくないですか!!(笑)
 これは張昭に失礼。

・おおー虞翻が出てきた。次は顧雍……
 ってこの話もしかして「舌戦群儒」なんですか? <やっと気付いた
 孔明に屈しない人(魯子敬)が一人いるだけでこんなに気分いいものなのか……
 呉全体が孔明に負けた、って雰囲気じゃなくなりますもんね。

・黄蓋さんって鎧意外の服も持ってたんだ……パジャマみたい。
 孔明に「曹操は100万の大軍だ」と言われても動じない孫権様カッコよすぎる!
 権様に余裕があるので、演義が苦手な呉ファンでも安心して見ていられます。
 新三国の呉は孔明に屈しないんですね。なんてカッコいいの……
 (↑一人だけ必要以上に屈している大都督がいるが……)

・「殿の前で曹操軍の兵馬が多いとは言うな」と
 魯粛が孔明に何度も釘を刺していたのですが。
 魯粛は「きっと孔明なら話すだろう」と考えて、
 あえてしつこく注意したのですね……(某様の説)
 話し終えた孔明が一人で
 「言ってやった言ってやった、どや!」って顔になってるのが惨めでした……

・散々いびってますが、私は別に孔明が嫌いなわけじゃないですよ!
 演義による積年の恨みを晴らしているわけじゃありません。
 新三の孔明は、ナヨっとしてて世間知らずな青年な点が好きです。
 新三では魚水派です。(不要な報告)


主な登場人物(カッコ内は字):
諸葛亮(孔明)、劉琦、劉備(玄徳)、魯粛(子敬)、曹操(孟徳)、蔡瑁、孫権(仲謀)、
張昭(子布)、虞翻(仲翔)、顧雍(元歎)、黄蓋(公覆)、
名前表記なし→程昱(セリフは一言)

次回(新版三国 第38話)
http://ameblo.jp/ancyon/entry-11084806665.html

前回(新版三国 第36話)
http://ameblo.jp/ancyon/entry-11078828960.html

「舌戦群儒」は三国演義の中でも
一、二を争うほどのトラウマシーンなのですが、
タイトルチェックしてなかったおかげで楽しく見られました。
虞翻、顧雍が出てきたあたりで
「こんな人たちまで出てくるなんておかしいな」と気付き……

ひどいことばかり言ってるように見えますが、孔明はいいキャラしてると思います。
東呉でスベってる感じの孔明は斬新です。