最強武将伝 三国演義 第6話 | 呉下の凡愚の住処

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春秋戦国の楚国、三国志の孫呉にすべてを捧げて生きています。
現在はあまり更新していませんが、
何も持っていなかった過去の自分が想定読者でした。
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アニメの公式サイトを見ていて分かったことがあります。
このアニメ、ドラゴンボールと同じように“予告でネタバレ”なんですね。
(アニメドラゴンボールの場合はタイトルで既にネタバレでしたが……
 「次回『ヤムチャ死す! おそるべし栽培マン』」とか、笑)
とにかく、あらすじはすべて公式サイトに載っているので
今後は心置きなくネタバレできますね(笑)


今回も何のことはないふつうの感想です。

第6話邦題『曹操の野望』




【Aパート】


うわーん! 王允殿が死んじゃったよう!!
(公式サイトに「王允は自殺を遂げた」って書いてあるというね……)
長安のお城から投身自殺してました。
「李カク、郭シにいいように使われるくらいなら……」
ということで死を選んだんだろうな、って流れでした。
確かに李カク郭シはともかく賈クに使われるのは相当怖い(笑)


原典では自ら城を出て「王允在此!」って現れて、

李カク郭シとの問答のあと堂々と殺されてるんですが、
きっとアニメでは城の内部を描くのが面倒だったんでしょうね。(そんな)

でも前回で見納めだと思ってたから、ちゃんと最期まで見られて嬉しいです!
孫堅なんて(もう死んでるはずなんですが)生死すら不明ですからね。

曹操は友人だった鮑信の死体を探し求めたが見つからず、

仕方なく鮑信の人形を作ってそれを奉ったと言うではないですか。

それと同じように(?)やっぱり生死すら分からないというのは辛いですよね。


王允が死んだと聞いた曹操は、王允のためにその場で詩とお酒を捧げます。
……ってここでいきなり程昱ー! 程昱が出てくるのは問題ないんですが、
ぜったい若すぎると思うんですよ程昱が!
程昱って初老~老人のイメージがあるのに、ここでは中年太りぎみのおっさん
この程昱は黄蓋の投降を見抜けないな。たぶん。


陳宮、曹操の前に再び登場。徐州攻めを少し待てと言いに来たらしい。
もちろん曹操が首を縦に振るはずもなく。
「陶謙はわしの父を殺したのだぞ!」と言う曹操に対して、
「お前は罪もないおじを殺したではないか!」と陳宮。その通りだ(笑)
ここで典韋が出てきたような……
典韋はスキンヘッドで、三國無双に出てきそうなデザインでした。


劉備が公孫サンから兵と趙雲殿を借りる場面がちょっと入ります。
盤河の戦いがなかったので、
「劉備は趙雲の評判を聞いていた」みたいな設定になってました。
まるで趙雲殿が秘密兵器であるかのように
(希望は)兵3000と……趙雲をとか言ってたのがおもしろかったです。
劉備のもとに行く前から劉備のわんこルート決定なんですね。

そんな従順な趙雲殿が好きです。



【Bパート】


呂布、陳宮と出会う。どうやら旧知の仲という設定らしいです。
これは張バク出てこないフラグなんでしょうか。
呂布は貂蝉をうしない、失意のあまり飲んだくれになっちまってました。
杯の酒を見て貂蝉を思い出す呂布。思い出される光景がまた乙女らしい(笑)
張遼と陳宮の説得により「俺は天下を取る!」といつもの彼に戻るのですが、
尺の関係と言えども呂布の思考回路は単純すぎると思います(笑)


張遼は普通の顔でした。もうちょっとインパクトがあってもいいんじゃ……
……って思ったけど、そもそも合肥の戦いとかなさそうですよね。
だから他の武将との差別化を図る必要がないのかなー……残念すぎる。


そして劉備が陶謙を助けに行きます。
趙雲殿強い。強すぎる。
雨のように降ってくる矢を槍でなぎ払う趙雲。
敵の猛攻を素手で掴んで止める趙雲。
とにかく趙雲殿が強すぎるということは分かりました。

目に光が入ってなくて機械っぽかった……鎧はカッコよさげなんですけどね。


そしてここでまたも要らん被髪シーンが!
聞き取れなかったんですけど、声の出演見る限り
趙雲と一騎打ちしてた相手は于禁っぽいです。つまり于禁の被髪姿。
相手の兜を奪うほどの槍さばき、ってことが言いたいんだろうけど
被髪姿を晒す人物の人選が絶対にズレてると思う。


しかし于禁って演義では散々な書かれ方してるみたいですね。
んーでも、正史でも呉の捕虜になってるあいだ
虞翻にボロクソ言われてたので、そもそも散々なイメージが強いです。

で最期は曹丕にいじめられて死んでますからね……
そんなボロクソ言っちゃう虞翻が私は好きですけど(笑)


演義の陶謙いい人すぎるだろう(笑)
徐州の民のことを憂いて三日何も食べてないらしい。
そこに劉備が助けに来ました。よかったね陶謙。
陶謙ってどうも正史のイメージのが強いんで、
ああやってナヨナヨされると「お前別人だろー!!」と思ってしまいます。

本来はけっこう剛毅な人ですよね……陶謙。


ラスト。劉備から「軍を退け」との書簡が届いて激怒する曹操。
読み終わった瞬間、書簡を引き裂いて踏んづけてボロボロに(笑)
さらに、劉備への返書を書いている途中、
エン州が呂布に落とされたとの報せが入り、
怒りのあまり墨をぶちまけ、胸をかきむしって怒りを表わします。
怒りの描写がていねいすぎるだろう。さすが魏国の祖。

呂布なんて思考の暇も与えられてないんですよ!(笑)

次週へ続く!



【ひとこと】


曹操が王允の弔いのために捧げた詩、
曹操が実際に詠んだ『蒿里行』という詩なんですね! すごい!
例によって漢●電子文献のお世話になって調べてきたのですが、
『宋書』の中の「楽」をおさめる書に載っているようです。
曹操の実際の詩をアニメオリジナルで入れるなんてニクい演出だ(笑)


『宋書』ってのは本当にすごいですね、
呉鼓吹曲も『宋書』がおさめてくれたものですからね。




***




そうそう、演義の劉備殿って「中山靖王劉勝の子孫」

ってことを声高に宣言してますが、

劉勝ってかなり素行の悪い人だったようですよ(笑)

正史であれば祖先がどうこうと言うよりも姓が「劉」ということが大事だし、

劉姓ですよーって言ってしまった者勝ちなところがあると思うんですが。

演義の劉備は仁徳を掲げて兵を起こしてるんだから、

劉家のもっと徳の高そうな人を先祖にしてもよかったんじゃないかな、

とか最近考えます。やっぱりそこは変えられない理由があったんですかね。


劉邦も呂后も死んでしまったあとの漢は地味な印象があったんですけど、

読んで見るとこの時代もおもしろいですね。

呉楚七国の乱とかありますしね。匈奴と漢との絡みも楽しいです。