さる3月13日(土)、
「第6回 TOKYO 漢籍 SEMINAR 罪と罰ー伝統中国における法と裁判」
に参加してきました。
会場は神保町にある「学術総合センター」というところ。
こんな機会でもなければ、ぜったいに足を踏み入れられないであろう場所です。
※なんでこんなに検索に引っかかりそうな書き方しているのかというと、
正式名称を書かないことが、
逆に見る人の怒りを買ってしまう原因になることがあるから、です。
そんな表記ひとつで閲覧者様方の怒りを買いたくないので。
ご覧のとおり学術系ブログではありませんが……あくまで趣味ブログです。
10時半~16時まで、お昼休みを挟みながらありがたい講義を聴いてきました。
当日のプログラムは公式サイトを見ていただくとして。(……)
個人的にすごく興味深かったのは「秦漢時代の裁判制度」のお話しでした。
前3世紀の時点では既に“事情聴取”や“再審理”が
裁判の流れの中に組み込まれていたようです。
すごいですよね? 拷問はふつうに許容されていたそうですが
(ただし官吏は「拷問をした」という記録もしっかり残している)、
紀元前の裁判がここまで合理的だったなんて、ほんとうにびっくりしました。
しかし前4世紀末ごろの楚の竹簡(の裁判記録)からは、
そのように合理的な裁判の様子は見て取ることができないそうです。
先生曰く、「前3世紀までに大幅な改革があったのではないか」
とのことでした。
戦国時代の秦ってほんとにカッコよくてだいすきなので、
先生の言葉を聞いてニヤリとしてしまいましたよ。
(中国古代史はなぜかメジャーどころに弱い^^;)
あまり具体的に書きすぎるのもよくないですから……
このへんにしておきます。
この時間は秦漢時代に話のスポットが当てられていたので、
『史記』の「絳侯周勃世家」からの引用もあったりして。
そんなところに大興奮していました。
(引用部分は漢建国後の記述でしたが)楚漢争覇はたまりませんね。
(今ネットで検索かけてみたら、
この発表の論文が読めるようになっているようでした。
ざっと1000件以上ヒットしたので、
中国史好きな方には常識だったかもしれませんね……
興味のある方はぜひ検索してみてください。すごくおもしろいです)
他の発表もとても興味深かったです。
刑罰とか裁判とかの記録って、当時の庶民の文化を垣間見ることができる
貴重な記録だとおもうんですよね。
裁判とかに限らずなんでもそうだとはおもうんですが……
でも、王や諸侯に関する記述だけを見ていても
庶民の文化ってなかなか浮かび上がってこないですよね。
その点、裁判でいちばん多く裁かれるのはやっぱり庶民だとおもうので、
裁判記録からは庶民のようすが見えてきやすいのかなあと。
当日は時間が押し気味だったこともあり駆け足での講義でしたが、
とても分かりやすくて楽しくて(この私ですら分かるのだからすごい!)、
レジュメの内容を一つ一つお聞きできないのが本当に残念でした。
でも一コマあたりの時間が1時間強しかなかったので、仕方ないですよね……
後日、レジュメをじっくり読み返したいです。
ご一緒してくださった方々、本当に本当にありがとうございました!!
中国史語りができるというのは言葉にできないほどしあわせなことです……