伍子胥が好きです | 呉下の凡愚の住処

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春秋戦国の楚国、三国志の孫呉にすべてを捧げて生きています。
現在はあまり更新していませんが、
何も持っていなかった過去の自分が想定読者でした。
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昨日は『史記』を読んでました。
次から呉越の話に入ります。ものすごーく楽しみです!
もう、伍子胥がカッコよすぎて……たまらんです伍子胥。


祖国を逃げ出してたり(春秋時代そんな人はいっぱいいるが)、死人に鞭打ったり、
自分の目をくりぬいて城門に置け! と言って自害したり……
なんと魅力的な激情家なのでしょう><
伍子胥の名は『三国志』にもたまーに出てきます。
とくに六朝時代には水神として祀られていたようです。


孫権の時代、
葛仙公という者が、伍子胥に招かれて水中で宴会をしたという話が
呉書十八の注に引く『抱朴子』に載っています。


この葛仙公さんは、もともと酒に酔うと池の中で眠ってしまうという
謎な人物だったらしいのですが(不思議な話の多い『抱朴子』だから仕方ない)、
伍子胥に呼ばれて酒を交わしただなんてうらやましいです(笑)


うおーん伍子胥! 伍子胥カッコいいよ!



春秋五覇(の候補者)の中では、
昨日読んだばかりですが楚の荘王が好きかな……
鼎の軽重を問うとか野心家すぎる。
中原から離れているからか、
周王室に対する敬意がほとんど感じられないところとかいいなあとおもいます(笑)


三国時代の呉もそんな感じですよね。
漢への敬意はほとんど口だけで、野心のかたまりみたいな連中の集まり……
でもそこが好きです!笑