がんセンターでPET-MRIを受けてきました。
また、初診時に受けた心電図に不整脈の懸念ありとのことで、急遽マスター負荷心電図が追加になりました。
マスター負荷心電図はすぐに結果が出て、問題ありませんでした。
大学病院でがんと診断を受けてから、常に動悸がするようになったので、そのために心電図に異常が出たようです。
検査を終え、手術執刀医に経口(ダビンチ)手術が可能か診て頂きます。
PET-MRIを受けた直後の診察であったため、ステージや治療方針決定は、次回以降と考えていました。
しかし、ステージ、ダビンチ手術の切除範囲、後遺症、リスクについてA4に10行程シンプルに印刷された面談票が机に置かれ、淡々と説明が始まり、頭が真っ白になりました。
まず、医師から、ステージ2のT2ねと言われました。
えっ、えっ? リンパ節転移は? 遠隔転移は?と思い、転移は無かったのですか?と伺うと、ああ無かったですとの回答です。
次に病理診断の結果説明、やはり粘表皮がんでした。かなり珍しいと言われました。
悪性度は幸いにして低悪性でした。
続いて、医師からダビンチ手術は7月中旬予定です。
切除範囲は、分かりにくいと思いますが、この辺りですと、手書きでシンプルな絵を書いてくれました。
絵を見ると、扁桃腺だけではなく、軟口蓋、舌の一部も切除範囲に入っていました。筋肉の一部も切るとの事です。
想像以上に切除範囲が広く、頭が真っ白になりました。
具体的な切除筋肉の名前はなんですか?
舌は舌根ですか? 切除範囲はどの程度ありますか?
嚥下への影響はどの程度ですか?
仕事で打ち合わせが多いが、構音に問題ないですか?
などと、頭がパニックの様になり、頭に浮かんだ事を端から質問をしました。
医師からの回答は、日常生活に問題ない範囲だとは思うけど、実際に手術してみないとどの程度の影響が出るか分からない。との事でした。
また、切除して断面陽性であった場合、放射線治療をするとの事です。
機能障害が大きい場合、放射線や陽子線、抗がん剤治療を効果が薄いと理解した上で選択するか考えていました。
術後放射線の可能性があるなら、尚更です。
医師に、初めから放射線や抗がん剤を使ったらどうか聞きました。
やはり、粘表皮がんは症例が少な過ぎて効果が全くの未知数。効くか効かないかも分からない物を勧められない。との回答です。
続けて医師から、この治療方針に納得したとのことでサインをして下さいと言われました。
納得出来たのだろうか?
でもどうして良いか分からなくなってしまい、サインをして、その日の診察は終わりました。