一年生のころからいろいろやらかしてくれるとんでもねー生徒がいて、
いちども担任をもったことはないのだけど、とてもステキな言い方をすればインテリなお子様なので、
なんか本の話をしたりするとけっこうノってくれる時がある。
ひとの好き嫌いが激しいというか、無意味に感じるようなコミュニケーションを厭う傾向があるので、けっこうそんな触れ合いは貴重で、受験期に入る前は本を紹介したりしてた。

ある日紹介した本の感想をA41枚にぎっしり書いてよこしたことがあって、
まあ感想自体は要約すると「無理」ということだったんだけど、そのついでかなんかで強烈にお勧めしてくれたのが表題の本だった。

ヤツのお勧め作品だし、タイトルがアレだし、本屋さん行ってみたらとんでもなく長いくさいしで敬遠していたのだが、
最近はあまりにもお仕事がヒマなので、試しに読んでみることにしたのさ。

…なにこれおもしろい。

登場人物が多すぎて処理するのが面倒なんだけど、次々と死んでいってくれる(?)のもあってだんだん分かりやすくなっていくので問題なし。
まだ2冊目終わったとこなんだけど、大した苦もなく読めそうです。

ひさしぶりでたまらん、この「隔離された村の呪い」感!!(そのまんま)

似たよーなタイトルの「死国」っていう本を読んだことがあって、やっぱりあれも似たような系統だったなぁと思いだす。
でもこっちはボリュームが違うわとにかく。しかもその割に内容も濃厚なので読み返すとまた違った見方ができそうなのもいい!