野球を学ぶ | イトオカシ

イトオカシ

姉、時々、妹。
姉妹のフィルターを通しての記録

(2005年1月~2019年8月まで、ヤプログにて。
2019年8月~アメブロにて。)

姉です。

 

40ウン年生きてきて、私が野球観戦をするようになろうとは・・・・!

全くもって娘の影響。

 

もともと娘は、夫とスポーツニュースを観るのが好きで、どのスポーツも私より断然詳しい。

そんな娘もあくまで「ニュース」を観るだけのライトなファンだったけれど、日本中の多くの人が熱狂した3月のWBCを観られる試合全て観たことで、かなりの野球ファンへと傾倒。

日本代表は当然の如く全員の名前を覚えて、プロ野球シーズンが開幕した後は、WBCメンバー中心に、パパとあーだこーだ言いながら毎日楽しそう。

その流れで、阪神の中野拓夢選手の大ファンになり(本人曰く、非常にかっこいいらしい)球団は地元阪神贔屓へと。

 

家族ぐるみで仲良くしている友人が阪神FCに入っており根っからの虎党なので、娘と夫を誘ってもらって6月3日(土)の甲子園ナイトゲームに連れて行ってもらう予定だったのが、夫に久しぶりの海外出張が入ってしまい私にお鉢が回ってきた…!

 

自慢ではないが、私、この日まで野球のこと全く知らなかった。

世界のオオタニさんのことはもちろん凄いと思うし、WBCも「全勝して1位になった」ぐらいは知ってるけれど、本当にそのレベルでしか知らない。20代の時に、同僚に誘われて一度だけ阪神戦(のはず、、、)に行った記憶があるが、何も覚えていない。

 

この日は交流戦で対ロッテと言われ、佐々木朗希くんが出るなら私でも知ってるわ♡とか思ったけど「その日は先発にならないよ」と教えられ、「先発しなくても後発すればいいのでは?」と答えて絶句されたレベル(すみません)。セパ分かれてる事は知ってるけれど、どの球団がどちらに属しているかはいまだに知らない。

 

こんな私が娘の付き添いで行ってもいいのか!?と思いつつも、友人と話せるならいいやと思っていざ甲子園。

 

 

いやー阪神ファン(もとい野球ファン)ってこんなにいるんですね!!!

もちろん、福山雅治のライブに行けば、周りは福山雅治ファンばかりだけど、自分もファンだから何も思わないというか、当たり前の光景。

が、自分が完全アウェー状態で甲子園に赴くと、本当にびっくりした。老若男女のファン!ファン!ファン!阪神電車の車内で、「あの若い女の子は、流石に甲子園ちゃうやろ、ららぽーと行くんやろ」とか思いながら見てたら、駅降りたったとたん、いそいそと阪神のハッピ着てるし!ひっくり返りそうになった。

こんなにも愛されている阪神ってどんなんなの!?と俄然興味が湧く。

 

娘は、もう大興奮状態で、友人の息子と口角泡飛ばす勢いで選手情報交換してるし、グッズを選ぶ目も超真剣。

雨予報を押しのける我が子達の高気圧パワーで、快晴。しかも爽やか。18時のナイトゲームとは言え、スタートはこんなに明るい。1塁アルプス席という、外野よりはゆったり観戦できる席を押さえてくれていたので、おにぎり食べながらワクワクしながら試合開始待ち。

 

 

阪神先発:大竹投手

ロッテ先発:種市投手

延長11回 阪神6-ロッテ5

 

上がったり下がったり、そして、最後に勝つという初心者には最高の流れであった。

娘、選手の応援歌(?)みたいなのもすぐに覚えて、ものすごい盛り上がりよう。推しの中野選手が出てくると、タオル振り上げ、キャーキャーとすごい忙しそう。彼がヒットを打とうものなら、周囲の中野推しのおばさまとハイタッチ。もう、これはアイドルのコンサートレベル。

 

本当は21時ごろにあっさり終わる流れだったけど、抑えの湯浅投手が打たれてしまったために延長突入し、なんと終了22時15分ごろ。そこから満員電車に揺られて、かなり遅い時間に帰宅。娘は家に帰ってからこそバタンキューだったけど、本当に楽しかったようで、頑張って帰ってこれた。

ここから、更に熱が入ったようで、TV中継も見るわ見るわ・・・でも、野球中継って長いのですね・・・勉強する時間も確保してほしいので、阪神の攻撃の時だけ見るとか適宜自分をコントロールしてもらってます。

 

でも、ここまで娘がキャーキャー言ってたら、私もやっぱり阪神のことが気になってきた。

そんな中、同僚からWBCのドキュメンタリー映画の存在を教えて貰って。6月だけ上映していると聞き、行くしかないでしょうと家族3人映画館へ。中野はちょっとしか出ていないようだけど、それでももちろん見るらしい。私はほぼ試合見ていないので、ダイジェストを見られる気持ちで行きました。

 

 

結果、観に行って本当に良かった。

今まで不勉強かつ興味を持てていなかった分野に興味を持てたことに感謝(すなわちインフルエンサー・娘に感謝)。

もちろん、どの選手も格好良く大谷選手が圧倒的な事は間違いないけど、特に、栗山監督の言葉・振る舞い、ダルビッシュ選手(ちょっとチャラいと思ってましたすみません)の後輩への指導力に心を動かされた。やはり言葉の使い方、吐き出し方って大事だわ。心にあること、他者に伝えなければならないことを適切な言葉で自分の外に出すって、とても難しいと思うし、特にプライドの塊みたいなスポーツ選手相手にそれをするって並大抵の能力じゃできないと思う。

裏には色んな事が隠れている可能性もあるだろうけど、この記録映画を見る限り、だから世界一になれたのかなと素人ながらに思えた。

「栗山ノート2」は購入しようと思います。

 

このようにして、我が家のレジャーに「野球」というカテゴリーが追加されることになりました。