輝喜です。
昨日はオレの地元、宮城県・仙台darwinにて45本目の「キミノマチ」でした。

今回のツアー、初めて行った県がいくつもあったし、活動休止前に訪れた県達ももう何年ぶりだったし、それからメンバーの地元はメンバーもカフェっ仔もやっぱり独特の盛り上がりがあって、一つ一つが本当に思い出深いライブです。そしてどの会場でも「ずっと待ってました」っていう強い思いを感じさせてくれました。そんな中、昨日は4年ぶりに、オレが生まれ育ったマチに、アンティック-珈琲店-が帰ってきました。



昨日終演後に言った言葉はね、お昼前に入りして、ステージ上の仕込みをしてるときにPAのミノワさんと話してて思ったことなんです。

僕には姉が二人いるのですが、長女は仙台の泉に住んでいます。次女は東京の立川に住んでいるのですが、お腹に赤ちゃんがいて、出産のために今は仙台に帰ってきているのです。僕はただ「地元で産みたい」っていう気分的なものかなと思っていたのですが、ミノワさんにそれを話したら「そりゃ苦しいとき辛いときに遠慮なくあまえられて、ちゃんと面倒見てくれる家族がいてくれる場所で産むのが安心でしょうよ。出産は大変だからね」と言われました。なるほど。。。自分が辛いとき、不安なとき、自分を包み込んでくれる場所。あまえさせてくれる、面倒見てくれる家族がいる場所、かぁ。。。

確かに自分もそうでした。特に仙台を離れたばかりの頃、数年は。仙台に帰ってくると、安心感があった。帰ってくる度に嬉しかったし。逆に仙台に帰省した後、また一人で東京に行くのが辛かったです。今はもう東京にも心強い仲間がたくさんいるから、大丈夫だけどね。


ミノワさんとのその会話の後にね、ライブが始まるまでの間も、ライブ中もいろいろ考えたんですよ。何度もアンカフェのライブを見に来てくれてるカフェっ仔が「地元で見るアンカフェはやっぱり特別だった」って言ってたこと、それから握手のときに泣きながら「アンカフェ帰ってきてくれてありがとう」って言ってくれたカフェっ仔のこと。

それを思いのままにカタチにしたのが、昨日の言葉。
辛いとき、苦しいとき、不安なとき、あまえたいとき、自分を包み込んでくれる場所、包み込んでくれる人が居る場所、それが地元。アンティック-珈琲店-がみんなにとって、2番目の地元になれたらいいな。一生懸命演奏して伝えるよ、バカやって笑わすよ、オレたちはキミだけのために歌うよ。


昨日のライブは今までの仙台ライブの中でも最高に熱くて楽しい時間でした。終演後みんなでごはん食べに行って、ホテルに戻って一人になったとき、「今日という一日はまるで誰かがくれたご褒美のような一日だった」と思いました。自分が頑張ってることを誰かが認めてくれてる気がして、すごく嬉しかった。


それではまた帰ってくる日まで、、、行ってきます!