2026年5月19日(月)☀️ 3148歩、筋トレサボり。
▼朝晩は自炊。昼はココランチで弁当をとって750円。朝、ちょっとお腹が減ったのでコンビニでパンとチョコを買った。350円。その他買い物はなし。朝は会社の停電復旧のため7時15分出勤、6時に退勤。 夜中に朝飯を食べ、風呂に入り、その後また寝た。朝は6時に起きた。新聞を読んでいる時間はない。今日は昨日会社のテナントが全館停電したので、その復旧のために朝早く出勤する役目だった。急いで着替えて、新聞を取り出してそのまま会社へ持っていった。7時すぎから復旧の作業を始めた。ファックスの転送解除、電源復旧、電話の復旧、いろいろやった。そんで8時くらいに終わった。あとは会社でボーッと新聞を読んでいた。10時から通常の仕事に。11時から役員会の議事録作り。せっせとやって、昼は弁当を食べた。午前中がえらく長かった。午後もまた仕事。決算の資料をつくっていた。ふらふらになり夕方は6時を迎えた。誰よりも早く帰宅。帰宅後はさっさとご飯をつくって食べて、さっさと風呂に入って、さっさと寝た。ではいつもの節約術のコラムをどうぞ。
■7000万円貯めた節約術 投資哲学編 徒然草の「10の石を捨てて、11につく」の話 第3稿
▼前回は、色川武大さんの「何事も9勝6敗がいい」という話をした。クンロク大関は、一般的には優勝の目のないダメ大関の筆頭という具合に見られているが、色川さんから言わせれば、常に勝ち続けられる「フォーム」を持っている手強い大関ということになる。あれこれと欲張って手当たり次第勝ちにいくと、逆に思わぬところで格下相手に痛い星を落とすことになってしまう。確実に勝てる相手に、確実に勝つフォームをまず確立させることが大事という教訓であるが、これは株式投資においても有益な教訓が詰まっていると言える。株式市場に長く居続けることが投資の世界では最も重要と言っていい。それには、角界で長く活躍し続ける秘訣が大きく役に立つ。勝負の世界では、あれもこれもと欲張る気持ちが実は仇となる。案外、「うまく負けること」が、息の長い選手になる必須条件だったりもする。相撲の世界で、15勝0敗を狙うことは、時として自分の型を崩してまで勝ちにいく必要が出てくる。そこで無理をすると、型が崩れて、いつもは勝てるはずの勝負まで落としてしまうことに繋がるのだ。「うまく負けること」が誰よりも上手なのが、クンロク大関なのである。
▼野球の世界でも「うまく負ける」ことの大切さを痛感することがある。プロ野球の勝負は、1シーズン140試合前後で、長丁場である。その長いシーズンの中では、調子のいいときもあるだろうし、何をやってもうまくいかない時もある。しかし、トータルでどれだけの数字を残すかが一番大事である。そこででてくる考え方が、やはり「うまく負ける」ことだろう。どんなに強いチームでも、140試合全部勝つことはできない。負ける試合も出てくる。「今日は負けだな」、そういう日もあるだろうが、そういうときは思いきって主力メンバーを交代させて、体力を温存させることも大事である。せっかく見に来てくれたファンには申し訳ないが、6、7回で大量点でリードされているときは、主力を外して休養させるのがうまい監督である。ジャイアンツで国民的スターだったミスタープロ野球・長嶋茂雄さんは、監督としてはあまりいい成績を残せなかった。中日ドラゴンズで名将と言われた落合博満氏が、その原因を分析していた。「長嶋さんは毎試合勝ちに行っていた。終盤、大量ビハインドの展開でも、主力級の選手を投入した。お客さんにとっては年に1回の試合観戦かもしれない。だから最後まで勝ちにこだわった。だけどそれじゃ、選手はもたないよ」。試合を諦めるというと言葉は悪いが、うまく負けることも勝負の世界では求められる。
▼日本のもっとも有名な随筆のひとつに数えられるのは、兼好法師の「徒然草」だろう。その第188段に、碁の打ち方の話が出てくる。「三の石を捨てて十の石に就くは易し。十の石を捨てて十一に就くは難し」というのがそれである。この文の意味を鮮やかに解説した書物を小生は知らない。現代語にするのは簡単だろうが、その真意を言い当てるのは容易ではないように思う。ここの一文も、色川氏の「何事も9勝6敗がいい」という思想を下敷きにすれば、理解しやすいのではないかと思っている。まず、徒然草の意味であるが、「石」というのは碁石のこと。陣取りゲームの一種である碁は、自分の陣地の石を増やしていけば勝ちになるわけだ。先の文を訳せば「3つの石を捨てて、そのかわり10の石を得ることはさほど難しいことではない。しかし、10の石を捨てて11の石を得ることは難しい」との意味になる。しかし、これは一見すると当たり前のことを言っているだけに聞こえる。兼好法師ともあろうお方が、そんな当たり前のことに文字を割くとは思えない。「3の石を捨てて10の石を拾うことは簡単だが、落とし穴がある。10の石を捨てて11の石を拾うことは難しいが、大きな価値がある」と訳してはじめて、兼好法師の言いたかったことに迫れるのではないかと思っている。では、「簡単だが落とし穴がある」「難しいが価値がある」とは何かを考えてみよう。
▼「3の石を捨てて10につく」ことが有利に働くことは、誰が見ても明らかである。相撲で言えば15勝0敗、野球で言えば140試合全勝を狙うようなことである。しかしこれには、無理が伴う。けがのリスク、体力が続かないリスクがついて回る。そして後半息切れして、勝ち越しさえも危うくなる。だから、簡単だけど、落とし穴があるわけだ。「10の石を捨てて11の石につく」は、相撲で言えば9勝6敗とか、8勝7敗を狙うこと。野球で言えば、85勝55敗あたりを狙うことだろう。不利な勝負展開になったら、「今日は負けでいいや」とうまく負けること。すなわち、ここでもやはり、フォームの大事さを解いていることになるのではないかと思っている。勝負の世界で、長く生き残っていくための自分なりの「フォーム」を身に付け、それを貫くことが大事なのだと示唆している。小生は株式投資の世界で長く生き残っていくために、この考えを応用したいと思う。相場の調子がいいときも悪いときもあるが、あまり相場の波に揺さぶられずに、したたかに買っていく手法を、早く身に付けることが大事だろう。色川武大さんの「プロはフォームが大事」「何事も9勝6敗がいい」、兼好法師の「10の石を捨てて11につく」は、いずれもそういうことの大事さを語っているのだと思う。(つづく)