もう最近、新聞に中国の記事が出ない日は無いし、雑誌も中国や新興国の特集で目白押しである。
色んな雑誌などを読んでいておおおーっと思った事をいくつか取り上げてご紹介してみたい。
●日本の50年の変化が、中国で10年で起きる?!(『日経ビジネス』6/9号より)
日本で1950年から2000年に起きた事が、
中国で2000年から2010年に起こるというもの。
確かに、私が中国の広州に駐在していた2007年4~9月と今の状況では、また全然、激変している様子。
私の感覚的には、私が生まれてから今までと中国のここ5年くらいの変化が同じくらいかも?
●中国で起きている3つの変化(『日経ビジネス』6/9号より)
1.マクロ経済環境(資源、原料、食料のインフレ、人民元高など)
2.労働市場(人件費急上昇、出稼ぎ労働者急減など)
3.政府の思惑(ハイテク産業保護、労働者保護、環境規制など)
↓
それに伴って、今労働争議や企業の倒産・撤退(韓国企業の夜逃げなど)が多発
↓ちなみに、上海の人件費は5年で約2倍。(『週刊ダイヤモンド』2008/5/3-10合併号)
↓広東省では3年連続最低賃金値上げ(2008年4月29日付日本経済新聞)
こんなに急速に人件費や物価が上昇する世の中って、今の日本人には経験が無い事。
私も、新聞でインフレの記事を読んでも、なんか経験した事がないので頭では分かっても感覚としてイマイチつかめない。母が昔スペインに旅行に行った時にすごいインフレで、「昨日100円でジュースが買えたのに、今日は1000円になってたりする感じ」と言ってたけど、そんな生活って一体どんなだろう~???
ただ言える事は、変わらない事が前提で毎年同じように管理していては撃沈してしまうと言う事。変化が前提で考えないといけないと言うのは本当は当たり前の事なのだろうけど、ここまで急激だと経営の舵取りが難しいですね。
特に労働集約型で人件費を抑える事で利益を出している業種には大打撃。
でも難しい時だからこそチャンスであるし、
ピンチをチャンスに変えるために「現地の頭脳(人材)」を使う事を南富士産業では提案している。
私も中国(広州)に半年駐在してつくづく思いましたが、
・中国人は、本当に優秀な人は、もう、本当に頭が良い。(逆もまたしかり、かな…)
・経営に必要なのは「先見力」「決断力」「実行力」。先読みする為には色んな情報が必要だが、ネットワークがないと情報も手に入らない。優秀な人はネットワークがある。(TOP大学を出ている人はそれなりの人脈がある)
・優秀な人材(頭脳)を使うと言う事=良いネットワークがある=変化の前に正しい情報が手に入り、経営において最適な判断・決断が出来る。また、中国人の目で現場(工場など)を見ることで、本質が見える。
・ビジネスでも日常でも「中国式」だらけ。私が考えるより、現地の人が、中国人の文化や考え方に従って発想した方が上手くいく。
など。
現地の日系企業は「年功序列」「幹部は全員日本人」「チャンスが無い」「方針や方向性が不明瞭」「日本語が話せないとダメ」「給料が安い或いは誰でも一律」などで一般的に学生にはあんまり人気が無いが(もちろん、そんな企業ばっかじゃないんだけど)、これからもっと中国で展開をして発展をしたい企業には是非、現地の良い人材を活かして頂きたい。
日本の良いところ、中国の良いところをお互い活かして上手に「役割経営」出来れば両者が発展出来ると思う。
●中国の台頭
さて、上記のような「”世界の工場”としての中国が危うい~!!」と言う記事の一方、
中国が世界経済の中でめきめき頭角を現してきたと言う記事もいっぱい。
↓ご存知の通り、世界第二位の輸出大国になりました(『週刊ダイヤモンド』2008/5/3-10合併号)
いや、この位では「まあそうだろうな~」と思うのですが、
↓この辺の数字データは結構、衝撃でした。
↓中国・ロシアの台頭、日本の没落(『週刊ダイヤモンド』2008/5/3-10合併号)
中国企業がもう3社も!!
↓この規模の差・・・。さすがに、人口10倍だものね。
日本企業惨敗の意外な現実…主要企業の時価総額比較(『週刊ダイヤモンド』2008/5/3-10合併号)
でも、今さら小国・日本が規模で勝とうとしても難しいと思う。
日本は、我が社南富士産業
の言い方を借りると、小さくてもキラッと光る知恵の大国と言う感じで、知恵、アイディア、文化など、規模の大きさで勝負するものでなく、独自ONLY1なもので小さいけど強みのあるダイヤモンドみたいな国にしていきたいなと思う。

