「ジャン ジャン ジャン ジャーン」
「ジィー ジィー ジィー ジィー」
という蝉の大合唱を聞きながら
「やかましいなぁー、よけいに暑くなるなぁー」と思うより
「夏はやっぱりこのやかましいくらいの蝉の鳴き声がないと」
「あぁー、夏らしぃー、気持ちがいい!」と思う方なのですが
立秋からもう一週間が過ぎるというのに
いつまでこの暑さが続くのだろうと、少々バテ気味のお盆休み
いつものウォーキングコース三木山森林公園内では
もうたくさんのツクツクボーシが鳴いていました。
「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ」の鳴き声を聞くと
「もうすぐ秋ですよ~。暑いのももう少しですよ~。」と
言っているようで嬉しくなりました。
セミの声 風鈴 ゆかた うちわ 夕涼み
夏祭り 夜店 金魚すくい 盆踊り 花火大会など
日本の夏を連想されるものがたくさんあります。
先日、新聞に「花火のトレビア」というチラシが入っていました。
「ヘエー!」と思うところもあり
チラシを捨てる前にちょっと書き写しました。
【花火の色はどうして出すの?】
花火の色 は炎色反応(ある元素を含む化合物を燃やすと
その元素固有の様々な色の炎を出して燃えるというもの)
を利用しているのはよくご存知だと思いますが
一般には以下のような元素を含む化合物を用いています。
紅色 : ストロンチウム、カルシウム
緑色 : バリウム
黄色 : ナトリウム
青色 : 銅
銀(白)色 : アルミニウム、マグネシウム
金(錦)色 : チタン合金
花火の星は主に次の三つの薬剤の混合によってできていて
・焔色剤(色を出す)
・酸化剤(酸素を供給する)
・可燃材(燃焼を促進する)
これらの混合の割合によって色合いも変化し
煙火業者ごとの独特の色合いを出す工夫をしているそうです。
【花火の温度は何度くらい?】
花火の温度についてはいろいろに言われていますが、このチラシでは
花火大会などの打ち上げ花火で1700~2200℃
噴出花火が燃えている時で1100~1500℃
ところで、現在のような華やかな花火が増えたのは
高温を出す酸化剤が使われるようになった
明治時代以降のことだそうです。
そして近年、江戸時代に楽しまれた落ち着いた雰囲気の花火の人気が復活しているらしい。
【日本で最初に花火を見たのは誰?】
それは徳川家康と書いてありました。
1613年8月、英国人ジョン・セーリスが
国王ジェームズ1世の国書をたずさえ
正式な使者として駿府城を訪ねた際
花火を見せたと『駿府政事録』『宮中秘策』
『武徳編年集成』などの多数の書物に記されているとか。
【日本で一番大きな花火を打ち上げるのは?】
新潟県小千谷市片貝町の浅原神社の秋季大祭 です。
通称『片貝まつり』 毎年9月9日10日に
ギネスにも認定されている四尺玉が打ち上げられます。
四尺玉の直径は約120cm、重量は約420kg
上空約800mまで上がり、
上空で開いた時は直径約800mにもなるそうです。
【花火に無い色は?】
花火で出すことが出来ない色は『黒』です。
どんな薬品を使って炎色反応を起こしても
薬の性質上、黒色は出すことは出来ないそうです。
炎色反応って炎の色ですから
黒色に輝く炎なんて無いでしょうし
夜空には黒色交じりの花火を上げる必要も無いように思いますが・・・