こんにちは。
リリー夫婦相談室の杉谷さゆりです。
今日は、クライアントのS様からのメールをご紹介します。
夫の浮気が発覚した時、
誓約書を書いてもらいましたが、
そんなに簡単にはいきませんでした。
「なんでこんなことしたの？」
「私はあなたと家族のために、こんなに頑張ってきたのに、裏切るなんてひどい」
と夫のことを責めてばかりいました。
そんな態度に夫は余計逆上し
大声で自分の正当性をわめきちらして
私が悪いと責任転嫁して言い争うという
悲惨な状態でした。
自分に自信がなくなり
この先どうやって生きていったらいいのか
わからなくなったため
さゆりさんのカウンセリングを
受けることにしました。
カウンセリングを受けたことで
色々なことが大きく変わり始めました。
夫の潜在意識の中には
親に甘えられなかったことへの
思い残しがあることがわかって
彼が感情を出しても
彼の中のインナーチャイルドが叫んでるんだ
と思って
受け流すことができるようになりました。
また夫が浮気したのは
私が何でも一人で解決しようと頑張りすぎてしまって、夫の存在を無視してしまった結果なのかなと気づきました。
もっと素直に色々頼むことにして
「ありがとう」をきちんと伝えるようになると
夫からの「ありがとう」も増えました。
まだ自信満々というわけではありませんが
自分の心を自分で満たしてあげようと心がけています。
苦しくて溺れそうだった状態から
随分と楽に呼吸できるようになった感じです。
（東京在住 S様より）
さて
旦那さんの浮気・不倫・風俗問題は
どんな時代でも、女性の心を搔きむしるように傷つけます。
でも、子供や生活のことを考えると
そう簡単に別れる訳にもいきませんし
一緒にいても辛いというジレンマに
苛まれることになります。
何よりも
浮気された側が陥る自己無価値感は
体験した人でないとわかりません。
妻を裏切っているわけでないから、と
軽い気持ちで浮気する男性には
ぜひ、心に留めていただきたい部分です。
ここで、悪いのは100パーセント
浮気した側であったとしても
カウンセリングを受けてほしいのは
浮気された側である理由をお話しますね。
浮気（不倫）されたことで
あなたの心は文字通り
原爆後の焦土と化してしまいます。
相手がいくら出来心だったとしても
愛の裏切り以上に人を傷つけるものはありません。
そこには、どんな言い訳も意味をなしません。
それまでの信頼がゼロになってしまうのです。
浮気した夫（妻）を許せない
以前のように信頼することができない
という理由から離婚を考えるのであって
嫌いなったためではなく、辛すぎるために
離婚に至るケースが多いということです。
これは
夫（妻）の浮気相手に謝罪させ
高い慰謝料を取ったからといって
解消するものではありません。
上のSさんの場合も
旦那さんに誓約書を書かせましたが
大した意味を持ちませんでした。
ちょっとした心の平和をもたらす程度なのです。
不倫された側の心の傷が癒えないことには
その後の夫婦関係が本当の意味で上手くいくことはありません。
それは
不倫した夫（妻）を許す・許さない、という問題とも違います。
例え許したとしても
受けた心の傷はそう簡単には癒えず
あなたに苦痛をもたらし続けます。
その苦痛が夫（妻）と関連づいているために
夫を見るたびに苦しく、痛みを感じます。
不貞行為のもたらす本当の弊害は、ここにあります。
そして、それゆえに不貞をされた側にとって
カウンセリングが有効なのは
傷ついて焦土と化した心を癒し
以前のように草花や木が茂り
小鳥がさえずるような元気な心を取り戻し
人生の喜びを感じられる状態にまで
回復する必要があるからです。
失われた夫婦の信頼を取り戻すには
まずあなた自身の心に命を吹き込み
自身への愛を取り戻すことが大切です。
S様のように、その土台の上で
旦那さんの内面世界を理解し
具体的な関係修復が可能になっていくのです。
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