こんにちは。
リリー夫婦相談室の杉谷さゆりです。
旦那さんに対して
「デリカシーがない」
「気配りに欠ける」
「共感力がない」
「無神経」
と感じることはありませんか？
出来立てのホヤホヤを美味しく食べてもらおうと
せっかくタイミングを合わせて調理したのに
いくら呼んでも旦那さんが来なかったり
食事中に旦那さんがあなたの顔を全く見ずに
スマホばっかり見ているとしたら
あなたは一生懸命食事を作ったこと自体が
バカバカしく思えてくるかもしれません。
あなたは旦那さんに喜んでもらおうと
食事作りに時間と労力をつぎ込んでいるのに
そんなことにはまったくお構いなしに
あなたに注意を払うこともなく
黙々と機械的に食べる旦那の姿は
もはやドッグフードを与えるのももったいないほど
イラつく存在と感じられることでしょう。
振り返ってみると
これと似たガッカリ感が
日々の生活の中で多いのではないでしょうか？
あなたが心を込めて準備したことに
ろくに注意も払わず、当たり前のように受けて
感謝もない旦那さん。
家族の生活の場が心地よくなるようにと
あなたが日々繰り返している掃除や洗濯、調理などは
実はとても大きな労働です。
そこに関心を払ったり感謝を表したりすることは
家族と言えども最低限の礼儀ではないかと
私は思います。
ところが世の男性たちにはこれが不足しています。
「たまには『美味しい』と言って食べてほしい」
と言うと
「文句を言わずに食べてることに感謝しろ」
とか
勇気を出して気持ちを伝えても
とんでもない答えが返ってくることもあります。
旦那の多くは
自分が黙って出されたものを食べてることが
妻に対する配慮だと考えていたりします。
以前、私が
食事中もスマホにくぎ付けで動画を見てる夫に
「食事中くらいはお互いの顔を見て話したい」
と言ったところ、
夫が急にキレて
「たまたま今日に限って動画を見てただけなのに
まるでいつもそうであるかのように
指摘されてショックだ！」
「呼ばれたらすぐに食卓につかないと
あなたが怒るから、
これでも自分なりに気を使っているんだよ！」
と大騒ぎしたので
唖然としたことがありました。
その他にも
夫が私に気を遣っていることとして
食べた果物の皮や種をゴミ箱に捨てる
（以前は机の上に置きっぱなしに…
）
靴を玄関マットの上で脱ぐ
（アメリカは玄関のたたきがないので）
脱いだ靴下を洗濯カゴに入れる
などを挙げてきたので
「…んなの常識だろ？」
と目が点になりました。
これを通して私が悟ったことが二つあります。
一つ目は
男性というものは
家では心底リラックスしたい。
つまり、脳を完全にOFFにして
何にも気を使いたくない
ということであり
二つ目は
家庭生活において
妻が旦那のために気を遣っている分量と
旦那が妻のために気を遣っている分量を
比べると
圧倒的に
妻が旦那のために気を遣っている分量が
多いということ。
妻は細やかな点まで気を配りながら
日々の家事をこなしていますが
旦那は反対に
家では気配りのスイッチをOFFにしています。
旦那にとっては
外（職場）でさんざん神経を使っていること自体が
家族に対する愛情であると考えています。
だから、その代価として
家では全く神経を使わずにくつろぎたい
と思っているのです。
当然、家庭において気を遣う分量は
圧倒的に妻の方が多くなります。
このアンバランスが
妻にとっては不平等と感じられ
旦那に対するイラ立ちとなってしまうのです。
私がこんなに気を遣っているんだから
あなたも少しは気を遣ってよ！
ということですね。
そもそも女性は
愛着の対象に対して常に心を配っている面があります。
妻が旦那のことを考えている時間と
旦那が妻のことを考えている時間を比較するならば
圧倒的に妻が旦那のことを考えている時間が
長いのです。
男性は、仕事に集中している時は
それに没頭して家族のことを考える余裕はありません。
たとえ
仕事をする根本的な動機が
家族のためであったとしてもです。
この違いゆえに
妻は旦那に対して「無関心」と感じやすく
寂しさを感じやすいのだということを
知っておく必要がありますよね。
旦那が妻に無関心であることは
ある意味、安心している証拠でもあるのです。
まるで空気のように
そこにいてくれるのが当たり前で
無ければ生きていけないのだけれども
普段は意識せずに過ごしているのと
同じことなのです。
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