こんにちは。
リリー夫婦相談室の杉谷さゆりです。
さて
夫婦問題が起こった時
そこから早く立ち直れる人と
なかなか立ち直れない人がいますが
その違いはどこからくるのでしょうか？
実はそれは
その人のセルフイメージに左右されます。
セルフイメージが高い人は
夫婦問題の落ち込みから比較的早く立ち直り
前向きに解決方法を模索していきますが
セルフイメージが低い人は
夫婦問題で大きな傷を負ってしまいやすく
そこから立ち直るのに時間がかかります。
解決に向けて進むエネルギーも出てこないし
かといって、あっさり離婚にも踏み切れず
ずっと同じ場所に留まって
悩み続ける傾向があります。
これはご本人にとっても
非常に辛いことです。
セルフイメージの低い人は
夫婦問題が起こると
それがたとえ相手の問題であったとしても
自分に非があるように感じたり
自分の価値が低いからだと考えがちです。
たとえは
旦那さんが風俗通いや
浮気や不倫などの不貞行為が発覚した時に
旦那さんは浮気したのは
私に魅力がないからだ。
私は嫌われているのだ。
と感じてしまったりします。
しかし事実は
全くそうでない場合がほとんどです。
旦那さんが不貞行為に走ったのは
彼自身の問題であるのに
それをあたかも
自分の価値が低いためであるように
考えてしまうのは
まさに自己肯定感が低いためであり
そう捉えてしまうことによって
自己肯定感がますます下がる
という悪循環に陥ってしまいます。
そうした意味で、クライアントさんの
自己肯定感を高めていくことは
私のカウンセリングの中でも非常に
重きを置いている部分です。
ただ
無条件肯定して褒めてあげたからといって
自己肯定感が高まるわけではありません。
自己肯定感が低い人は
自分で自分を否定している部分があり
そこを褒めてあげても
「どうせお世辞を言っているのだ」
と思うだけで
自分を肯定する気になれないのが普通です。
極端な話、
99人から褒められたとしても
たった一人の人から貶されたら
その一人の人の否定的な評価を信じてしまうのが
自己肯定感の低い人なのです。
ですから
セルフイメージの思い込みを崩すのが
どんなに難しいかを想像していただけると思います。
私は若い頃
自分の容貌に全然自信がなく
たとえ誰かに褒められても
全く相手にせず信じようともしませんでした。
今思えば
「自分は美しくない」という思い込みと
一致する事実だけを探し出していたのです。
たまに誰かが
「あなたの顔は素敵だよ」と言ってくれても
それを決して信じようとせず
反対にバカにされたと感じて
腹を立てることすらありました。
このように
無意識に深く根付いた思い込みには
それ自体を保存しようとする力があり
何を言っても
その思い込みに一致する内容だけを取り込み
そうでないものを排除する傾向があります。
ですから
こうした深い思い込みを変えるには
無意識にアクセスする特別なアプローチが
必要となります。
もしあなた自身が
自己肯定感が低いと感じるならば
あなたが最も自信のない部分についての
否定的な思い込みを変えるのは至難の業です。
そこを変えるのは最後にして
あなたが少しでも自信を持てる部分について
自分自身を褒めてあげてください。
なにか一つでも
自分を肯定できる部分を伸ばしていくと
他の部分に関する自己肯定感も上がっていきます。
子供の教育を例にとれば
算数が得意だけど国語が不得意な子供には
国語を無理に頑張らせるよりも
算数でいい成績を取れたことを褒めてあげて
算数にますます力を入れるようにする方が
その子が全体的に伸びていきます。
これを実践しているのが
アメリカのギフテッド・チャイルド教育です。
私たちは
全てにおいて満遍なく得意であったり
完璧である必要はありません。
自分においても相手においても
たった一つでも
「いいな」と思える部分を見つけたら
そこにフォーカスして褒めてあげることが
人を伸ばす早道です。
それがその人の個性であり強みなので
そこが伸びれば
他の部分もついてくるようになります。
さっきの子供の例でいうなら
「私は国語が苦手」というセルフイメージより
「私は算数が得意」というセルフイメージを
持たせたほうが
将来何十倍も
その子の未来が輝くことになるのです。
自分自身やご家族に対して
ポジティブなセルフイメージを抱かせてあげるよう
サポートしてみてくださいね。
いいな、と思ったら
クリックお願いします↓
いつも応援ありがとうございます！