こんにちは。
リリー夫婦相談室の杉谷さゆりです。
さて今日は
コースカウンセリングのクライアント様と
最終回のセッションでした。
風俗通いがやめられない旦那さんに
長年苦しんできた彼女。
君との未来を描けないから離婚したい
と言う旦那さんに彼女が言った言葉が
カ～ンと爽快な音を立てて
私の胸に響きました。
以下は彼女の言葉の要約です。
あなたは簡単に離婚したいというけれど
離婚しても今以上の幸せは
絶対に得られないと思うよ！
私以上にあなたのことを理解できる人がいるなら
あなたのことをお願いしたいくらい。
あなたにとって
こんな私の存在は重いかもしれないけど
一人くらいあなたの人生を必死になって
考える人がいてもいいんじゃないの？
私はあなたを嫌いじゃないし
離婚する気はないけれど
私が嫌だと思うことをあなたがやり続けるのは
しんどくて耐えられない！
それまで
何か気に入らないことがあると
すぐに「離婚」と騒いでいた旦那さんが
シ～ンと静まり返って聞いていたそうです。
妻が嫌がっているのを知りながらも
彼は風俗に通い続け
妻が文句を言うと
切り札のように「離婚」を持ち出しました。
そうすると
彼女の中で見捨てられ不安を持つ
インナーチャイルドが発動し
旦那さんに見捨てられないために
感情をグッと抑えて彼に合わせたり
ご機嫌を取ったりしてきたのでした。
カウンセリングを受けたことで
彼女の内面に自分軸ができ
インナーチャイルドが癒されていきました。
旦那さんが風俗通いを辞められないのは
彼女のせいではなくて
彼自身の内面が不安定で
心の中の劣等感に向き合いたくないからであり
見捨てられることを恐れていたのは
実は彼女以上に
旦那さんの方だったことに気づいたのです。
私はこんなふうに言えた彼女に
心からの拍手を送りました。
彼女は見事に
見捨てられないための愛
嫌われないための愛
から脱皮し
相手を見捨てない愛
嫌われることを恐れない愛
を発揮することができたのです。
つまり
受け身の愛から主体的な愛へと
シフトしたのです。
こうした愛は旦那さんの心に深く響き
彼の劣等感や見捨てられ不安を
内面から癒していくことでしょう。
離婚を連発する旦那の中には
彼のように本当は劣等感が強く
自信のない人が多いのです。
見捨てられるのが嫌なので
自分から関係を断とうとしてしまう
パターンを繰り返します。
でも
本当に離婚になってしまうと
廃人のように生きる希望を失い
自暴自棄な人生を生きることが多いのです。
旦那さんのうわべの言葉に左右されず
彼の本当の心を見極めるには
このクライアントさんのように
チャイルドの見捨てられ不安を癒し
自分軸を育てていく必要があります。
自分軸は
嵐の中でも船をしっかりつなぎとめる錨のように
相手の言動に一喜一憂しない
安定した心をもたらしてくれます。
あなたの心が不安に怯え
揺れ動いている時には
旦那さんの本当の気持ちが見えませんが
あなたの心が安定すると
旦那さんの本当の心が見えてきます。
相手によって自分を安心させてもらうことを
願っていると
相手のネガティブな感情を
受け止めることが難しいですが
あなたの自分軸が確立されることで
相手のネガティブな感情を受け容れる器が広がり
真の包容力が出てきます。
そういう女性から
男性は離れることができなくなるのです。
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