こんにちは。
リリー夫婦相談室の杉谷さゆりです。
今年もあと残すところ2週間となりましたね。
思い返せば2022年は
ロシアのウクライナ侵攻
安倍元首相の銃撃事件など
激動の一年でした。
それに加えて32年ぶりの記録的円安や
低迷する経済の中で
日本国内でも将来に不安を抱く人が
増えているようです。
就職して結婚して子供を作れば
それなりに幸せで安定した人生を送れる
と言った以前の神話は崩れました。
就職しても低賃金で貧しかったり
結婚してもすれ違い夫婦となり
子供ができても受験や教育費で頭が痛いなど
心休まることのない結婚生活が待っています。
一昔前なら
旦那は外に出て働き
妻は家で育児や家事を担当する
というのが一般的でした。
しかし現代では
共働き家庭は一般的になり
妻は限られた時間の中で
家事・育児・仕事をやりこなさなければなりません。
その一方で
旦那の家事・育児への参加率は
それほど伸びていず
妻の負担だけが
増加している印象があります。
昭和の時代は旦那が大黒柱として
主な稼ぎ手だったので
妻は帰宅した旦那をくつろがせることに
神経を使っていました。
今では伝説的な言葉となった
「飯・風呂・寝る」は
旦那が帰宅した時には
温かいご飯が準備されていて
お風呂が沸かしてあり
布団が敷かれていたことを意味します。
旦那は家に帰ったら殿様のように
妻に世話を焼いてもらって
食べて入浴し、寝ていればよかったのです。
ところが
今の時代にこんな旦那がいたら
ほとんどの妻たちから
バッシングを食らうことでしょう。
それは家庭というものが
男性だけがくつろぐ場所ではなくなったからです。
毎日の家事・育児・仕事のルーティンで
疲れ切った妻たちこそが
家庭で慰労を得るべきなのです。
共働き妻の毎日のルーティーンは
ざっとこんな感じでしょう。
仕事が終わったらその足で子供を迎えに行き
帰宅後、休む間もなく急いで夕食の支度をし
夕食後も後片付けや洗濯などに追われます。
その合間に子供の宿題を見たり
翌日の子供の持ち物をチェックしたり…
まさに超人的なスケジュールを
こなしていると言えるでしょう。
専業主婦だとしても
やるべきことは限りなく多いのです。
決して家でのんびり
なんてわけにはいきません。
旦那さんたちは
ご飯を作ることができないにしても
後片付けを手伝ったり
子供を見るのを手伝ったり
何よりも日々頑張っている妻に対して
感謝とリスペクトを示してあげてほしいものです。
ところが
残念なことに
ほとんどの日本の男性は
この基準を満たせていません。
妻に比べて家事や育児が不得意なのは
仕方がないにしても
妻に対する感謝とリスペクトが
圧倒的に不足しているのは問題です。
なかには、稼ぎのいい妻に引け目を感じ
虚勢を張って妻をディスる旦那たちもいます。
それよりも最悪なのが
浮気や不倫をする旦那です。
妻が忙しくて心の余裕を失うと
旦那を細かく気遣うのが難しくなりますが
それを理由に浮気や不倫に走るのは
あまりにも子供じみています。
妻こそは心の支えを必要としている
ということに考えが及ばず
自分の寂しさやストレスを晴らすため
バレなければ大丈夫、という軽い気持ちで
簡単に浮気してしまっていいのでしょうか？
家事に育児に仕事に、と
フル回転で頑張ってきた妻は
その努力の代価として
旦那からの感謝とリスペクトを受け取るどころか
浮気というとんでもない仕打ちに
それまでの苦労の全てが
無残にも踏みにじられたように感じることでしょう。
旦那の浮気が「男の甲斐性」などと言われた時代は
終わりました。
女性の心に傷をつけた男性は
今すぐに心から悔い改めて
妻を何よりも大切にしてほしいと思います。
これは私の心からのお願いです。
日本の妻たちはぎりぎりのところで頑張っています。
そんな彼女たちの心を踏みにじるような
愛の傷だけは与えないでほしい、と思います。
もし、傷ついた妻たちが
家庭を放棄してしまったとしたら
日本には未来がありません。
今の日本があるのは
いろいろ辛いことがあっても耐え抜いて
家庭を守ってきた女性たちの努力によるものです。
でも
どんなに忍耐強い女性にも我慢の限界があります。
家庭を持った男性たちは肝に銘じていただきたい。
周りがみんなやっているからという理由で
浮気や不倫、風俗に行くのは
実にバカげたことであり
家庭を破壊する行為なのだと。
現代の女性たちは
旦那がやりたい放題やっていても
じっと忍耐するしかなかった昔の妻たちではないのです。
そんな旦那と暮らすことが馬鹿げたことだと感じて
彼女たちが家庭を捨ててしまったら
日本は根本から崩れていくことでしょう。
日本の男性の意識が
心底から女性を大切にできる
成熟した大人の段階に到達してほしい、と
心から願っています。
いいな、と思ったら
クリックお願いします↓
いつも応援ありがとうございます！