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お年玉じゃなくて...
「お盆玉」って知っていますか?
「お盆玉」という言葉を聞いた事がありますか?
お盆の時期に子や孫にあげる
お小遣いの事を指す言葉ですが、
近年その習慣が徐々に広がってきているようです。
あおぞら銀行の調査によると、
シニア世代への浸透率は約3割となっており、
浸透率は前年から上昇している。
これからお盆の時期に入るにあたり、
子や孫に贈る事を考えてみてはいかがだろうか。
「お盆玉」の起源は山形県の一部地域で
行われた「お盆小遣い」という風習が元になっている。
江戸時代に奉公人に「お盆小遣い」と称して、
物を贈る風習が、子や孫に
お小遣いをあげる習慣に変わったものである。
「お盆玉」という言葉自体は最近作られたものである。
山形県に本社を置く和洋紙製造・販売の
マルアイという会社が作った造語であり、
同社により商標登録されている。
マルアイは2010年から夏の風物詩を
デザインしたポチ袋を販売しており、
2014年には日本郵便も全国の郵便局で
「お盆玉袋」の販売を開始している。
今では大手の雑貨店等でも見かけられるようになり、
言葉の浸透に比例して、習慣も浸透しつつあるようだ。
あおぞら銀行によると、
「お盆玉」をあげた事のあるシニアは7.5%である。
「お盆玉」という言葉を知らないが、
お盆の時期にお小遣いを
あげた事がある6.3%と合わせると、
13.8%のシニアが「お盆玉」をあげた経験があるという。