アメリカで12年間続けたVegiLicousは2024年7月8日をもって幕を閉じました。

地元ハンティントンビーチだけでなく、隣街から、また他州からも、そして日本から、更に遠い国からお客様が来てくださいました。

VegiLiciousは私達2人だけでやっていたにも関わらず、沢山の方が会いに来てくださいました照れ

 

 

オープン当初は私は夫のヘルプという軽い気持ちで入っておりましたてへぺろ

フラダンスも習っていて、フラの先生にも「3ヶ月したらまた戻りますからね」なんて言っていたのですが、想像以上にお客様がこなくて現実の厳しさを思いしらされました。雇っていた人達もどんどんいなくなり(学校の卒業などで自然にやめていきました)、フラダンスを習っている場合ではなくなりました。

そして残ったのが私だけ、もう2人でやるかしかない!と覚悟を決め、そこから試行錯誤の連続でしたねガーン

 

(お客様がこない時、夫はよく掃除をしていました)

 

夫は、お客様がこないことに悩んでいて、その姿を見るのが私はとても嫌で、もっと明るくしたらいいのに、なんとかなるよと私は言っていたのですが、今はよくわかるのですが、それだけお店に対して真剣だったと思います。家賃も払わないといけないですし、経営のことがありますからね。今となっては夫の真面目な性格のお陰でお店も継続することができたと思います。

 

その夫とも何度も衝突し、これでVegiLiciousも終わりだな(夫婦も)と思うのですが、それがまた復活していくんです。そして、前よりお互いの関係が深くなっていき信頼感も以前より増していきました。衝突している時は、こんな人と一緒に居れないって思うのですが、この人じゃないとVegiLicousはできないなってなるんです。

VegiLiciousが2人を繋いでくれていたんだと思いますおねがい

 

 

私は、日本では航空会社で働いていましたので、ホスピタリティサービスというのを叩き込まれ、接客にはそれなりに自信もありました。でも、日本のやり方では通じないこともあり、アメリカ流のサービスをアメリカのレストランで5年間マネジャーをやっていた夫が教えてくれました。

電話の取り方や、説明の仕方など夫に随分叩き込まれましたね。(最後まで注意されてましたがあせる

英語が苦手だったので接客も不安でしたが、夫が教えてくれたことをやっていくとお客様が納得してくれたり、喜んでくれたりして、自信に繋がっていきました。そうなると、どんどん接客も楽しくなっていきましたね。

お陰でこの12年間、お客様からクレームをもらったことはほぼありませんでしたニコニコ

 


 

オープンして3年ぐらいしてからお客様が増えてきて、5年目ぐらいからむちゃくちゃ忙しくなっていきましたが、そんな時も2人でやっていて、忙しくなって早く料理を出さないといけない時「早くしてよ!」と大きな声で叫んでも、夫は料理がちゃんと仕上げるまでは絶対に出してくれませんでした。どんな時も、料理に愛情を込めて妥協をしない料理をお出ししていたので、皆様がそれを感じてくださって、また来てくださっていたんだと思います照れ

 

(ラーメンのスープ作りも何度も試作を繰り返していましたね)

 

12年というのは、0歳だった子供が小学生を卒業する期間です。

0歳の時は、話すことも立つことも何もできないですが、1歳、2歳、3歳・・・になるに連れて、

できることがどんどん増えていき成長していきます。

VegiLiciousのお店もまさにそんな感じで成長していき、私達も同じく成長させてもらいました。

 

 

南カリフォルニアのハンティントンビーチという街は、大変気候が良くて環境もいいところです。

真夏なのにパティオ席は、風がそよそよして涼しくて、ここで休憩時間にアイスカフェラテとケーキを食べていると、ここは天国だなと錯覚するほどでしたね。

 

 
そんな素晴らしい場所で12年間もお店をすることができて、ここで出会えた方全ての人、全ての出来事が私の宝物ですおねがい

 

これまで応援してくださった皆様に感謝をしつつ、 私たちは沖縄古宇利島にて1組限定の民宿、オーベルジュ・べジリシャスの開業を計画しております。ここでは、アメリカのVegiLiciousではできなかったフルサービスで、お客様が心身ともにゆったりと癒やしを感じてもらえるようなおもてなしで、お迎えしたいと思っております。

今後ともご支援ご鞭撻の程、よろしくお願いします。

12年間本当にありがとうございました!

そして、VegiLiciousの第二章が沖縄の古宇利島へと続きます・・・

 

 

最後に、昔夫と喧嘩した時に「あなたなんて価値ないやん!通用せーへんやん!」と言った言葉が、夫のトラウマになっているそうで(ちなみに、その時私は「お前なんて宇宙一最悪な女や!」と言われました)、価値ある人、通用する人になろうと決心したそうです。


訂正いたします。

あなたは、最も価値がある人で異国の地アメリカで充分通用しています!

これからもよろしくお願いしますウインク

VegiLiciousをやってくれて本当にありがとう!

 

(夫は昔からブレてませんでしたね)