ナンバー2414 2026.08.12 ワーテルローの戦いとネイサン・ロスチャイルド
イギリス政府が「ナポレオン戦争(1803年~1815年)」と「米英戦争(1812年~1815年)」を戦うために発行した国債の約半分は、NMロスチャイルド銀行が引き受けました。ワーテルローの戦いがおこなわれていたある日、ネイサン・ロスチャイルドは独自のネットワークでナポレオン敗退の情報をいち早く知ると、イギリスの国債をわざと売り始めます。ネイサンが持つ独自のネットワークでいち早く情報を入手できることは知られていたため、それを見た投資家たちはイギリスが負けたのだと憶測で思い、イギリス国債を我先にと売り始め、最終的に大暴落します。その裏でネイサンは秘密の代理人を使って紙くず同然になったイギリス国債を買い占めました。翌日にイギリスが勝利したという情報が入るとイギリス国債が暴騰しますが、その時はネイサンがイギリス国債を大量に買いあさった後でした。これにより多くの投資家と、ほぼすべての名門家系は破産したのに対して、ネイサンは100万ポンドという当時としては天文学的な利益を得て、この日の儲けだけで財産が2500倍に増えたといいます。これをネイサンの逆売りといいます。
また1814年には、ネイサンとパリ支店のジェームスは、フランス南方のピレネー山脈を越えたイベリア半島でナポレオン軍と交戦中だった初代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーの下まで、遠く離れたロンドンからイギリス軍兵への支給金として金塊を輸送して、イギリス軍の勝利に貢献します。
これらの功績によりネイサンは、イギリス政府やウェリントン公爵に大きな恩を売ることができて、政治的にも「大きな影響力」を持つ銀行家となります。
1820年代には各国の大蔵大臣がロスチャイルドの5人兄弟に買収され、国の借金をつくり公債を発行してその2倍近い金額をロスチャイルド商会に支払ったといいます。こうしてヨーロッパ諸国のすべてがロスチャイルド商会をあてにして、ヨーロッパ全王室がロスチャイルド家に金を借りに来たといいます。
ロスチャイルド商会の資産総額は1815年に333フランから、10年後には1億6500万フランになると、これを契機にネイサン・ロスチャイルドのイングランド銀行支配がはじまります。
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