さすが松坂市の山中市長、いいこと言います。
シェアして紹介させていただきます。

<以下転載です>

「平和のための武力はありえない」

安倍総理は昨日の会見で、
「各国を訪れたけどどこの国からも批判をされなかった」
そんな話が出ていました。


「集団的自衛権」は他国の国益に関わる戦争に日本が協力するという
権利です。
当然、同盟国であるアメリカをはじめ、日本と密接に関係する諸国を訪問すればもろ手をあげて喜ばれることでしょう。

本来、自国の軍隊が対応すべき案件に日本の自衛隊が関わってくれるのだから。
自国の兵士が死ぬ代わりに、日本の自衛隊員が死んでくれるのだから。
自国に対する憎しみの感情の一部を、日本と言う国家も分担して引きうけてくれるのだから。

安倍総理は、
同盟国と価値観を異にするいわゆる「東側諸国」や北朝鮮やイスラム国などの国家の方々と話してこられましたか?もろ手をあげて喜ばれましたか?

中東やアフリカ、様々なアジアの国々において、
日本が平和国家として、中立的な貢献をしてきた現場の住民の方々から、
話を聴いてこられましたか?

それ以前に、
70年間平和国家という誇れる国家の体制を守り抜いてきた
日本国民の多様な意見に耳を傾けてきましたか?

「どこからも批判がなかった。」。。。。
日本にも世界にも多様な価値観があることすら、
想像力が働かない国家の指導者がこの国のトップにいることに
本当に恐ろしさを感じます。

世界の中で平和に積極的に貢献するのであるならば、
日本という唯一の被爆国であり、
平和憲法を守り続けてきたこの国家は、
どのような状況でも「武力ではない平和的貢献を世界にし続ける」
どのような状況でも「世界の戦争には関わらない」
そのことを徹底することこそが、
本当の意味での国際社会での平和的貢献ではないでしょうか?

昨年政府が「武器輸出三原則」を緩和して、
世界に武器輸出ができる国家になりました。これは平和的貢献ですか?

国際社会のルールに基づく武力行使に関わるのではなく、
同盟国の「自衛権」というあいまいなルールに基づき、
武力行使を行う国家が、本当の平和国家ですか?

同盟国のアメリカは、
朝鮮戦争でも、アフガニスタン戦争でも、ベトナム戦争でも、
イラク戦争でも、
「世界の警察官」という
一国の恣意的な思いあがった自衛戦争を仕掛け続けることで
世界の多くの国々から
憎しみと悲しみを生み出してきた国家として、
恨みの連鎖のなかに組み込まれてしまっています。

日本は、
特定国家の「正しさ」や「正義」に巻き込まれることなく、
これまで貫いてきた「武力によらない平和」「戦争に加担しない国家」という当たり前の姿を貫くことであり、
世界の憎しみや恨みの連鎖の一角を担う国家になってはいけません。

「集団的自衛権」は世界の国々が権利として持っている当たり前のけんりなんだよ、といわれます。
それが世界で当たり前なら、日本は当たり前の国でなくていいんです。

世界のなかで、覚悟を持って「平和を徹底する国家」を宣言し続けましょう。子どもたちの世代にそのことを誇りましょう。

集団的自衛権によって平和が守れるなんて、
なんの根拠もない空理空論です。

アメリカと行動をともにすることで平和が守れるなんて、
ばかげたたわごとです。

これまでの歴史をみましょう。

集団的自衛権を用いた結果、多くの国々の現実はどうなりましたか?

アメリカが関わった戦争は、人や地域を幸せにしましたか?

戦後、「侵略国家」というレッテルを貼られていた日本が、
世界各国に「平和的貢献」をこれまで数多く輸出し続けて、
いま、
世界のなかでもっとも平和を享受し、
「優しい国家」として世界から評価されている日本と日本人を
もっと私たちは堂々と誇りに思うべきです。

世界の中心で平和をどうどうと叫びつづけよう。

当たり前の幸せが当たり前に守り続けられる未来をみんなで創っていきましょう。


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