『定数削減=身を切る』は誤り
という山口真美弁護士の記事を
まったく同感の思いで読みました
昨年の1票の格差是正の最高裁判決を受け
選挙制度問題が協議されています
民主党政権はこの格差是正と絡めて
比例定数を80削減しようと狙っています
格差を是正するのであれば
1票1票がそのまま議席に反映する
選挙制度を考えるべきですが
現行の衆院小選挙区300議席の制度は
もともとそういう発想からできていません
二大政党制をつくるための
二大政党に民意を集中するための制度です
現行制度の問題点
①民意の大きな歪曲であり「虚構の多数」を生むからくり
②政治・政治家を「劣化」させる
・・‘風”をうけて当選する候補者が毎回変わったり
腰をすえた活動ができにくく議員の質を低下させている
議員は国民の代表であって
議席は主権者である国民のものです
「国会議員はカネがかかる」というのなら
政党助成金(年間320億円)を削るべきでしょう
・・・制度をそのままにして定数を減らせば
議員一人あたりではむしろ「削減太り」になります
他の国と比べても
議員一人あたりの人口は
日本 ・・・・・ 17万6千人
イギリス ・・・ 4万5千人
スウェーデン・・・2万7千人
比例代表のように
多様な有権者の民意を
正確に反映できる制度を実現すべきです