セラピストが知っておくべきこと-1より続く
「 セラピストが知っておくべきこと-2」
あなたはただ
数歩だけ先を行っている年長者であるに留まる
さもなければ、あなたは人びとを助けることはできない
彼らは、テクニックを学ぶだろう
そして、自らセラピストになっていくだろう
それに、愚か者は充分にいる
地球上には、50億の馬鹿者が
彼らは、彼ら自身の追従者を見いだすだろう
人びとが自分を尊敬しはじめると
「人びとが私を尊敬しているのなら
私には何か偉大なものがあるにちがいない」
と考えはじめるのは人間の弱さだ
人びとは悩んでいる
彼らは、人間の脆さゆえに苦しんでいる
だが、あなたもまた人間だ
そして、まちがいを犯すことは
まったく人間的なことだ
どんな非難もなしに、大いなる愛を持って
彼らが自分自身を開くのを助けるがいい
それは、あなたが自分自身を開いてのみ可能だ
私は、奇妙な事実に出くわしたことがある
見知らぬ者同士は
自分が知っている相手には
けっして言えないようなことを語り合う
列車のなかで、あなたは誰かに会う
あなたは、相手の名前を知らない
その人がどこへ行くのか
どこから来ているのか知らない
すると、人びとは分かち合いはじめる
私は、国中を20年間休むことなく旅し
人びとが自分たちの秘密を
見知らぬ相手に打ち明ける奇妙な現象を見てきた
なぜなら
見知らぬ人間は、それを食い物にしはしないからだ
次の駅がくると見知らぬ相手はいなくなる
おそらく、二度と会うことはあるまい
それに彼は
あなたの評判や何かを落とすような関係にはない
それどころかあなたが、あなたの秘密を
あなたの弱さを、あなたの脆さを分かち合うことで
相手はより自信を持ち、あなたに対してより多くの愛惰を
信頼を寄せるようになる
あなたの信頼が
あなたに対する彼らの信頼を呼び起こす
あなたがあまりにも無垢で
あまりにも開いているのを見て
彼らは開きはじめる
それは連鎖反応だ。
だが、あなたがマスターになってしまったら
このコミューンから
幾人かの愚かなセラピストがマスターになった
彼らは、彼ら自身の実存について何ひとつ知らない
彼らは、存在の神秘について何ひとつ知らない
彼らが知っているすべては
ある特定のマインド・ゲームだけだ
もし、あなたが
行き着いた人のガイダンスのもとに
究極的にいるのなら
そのマインド・ゲームも助けになりうる
セラピー・グループは
確かにほんの少し混乱をなくし
ほんの少し明晰さを創ることができる
だが、セラピー・グループは最後ではない
それは、ほんの始まりにすぎない
それは瞑想のための準備だ
瞑想が光明を得ることへの準備であるように
あなたが、ものごとの単純な算術を理解すれば
それをむずかしいと思うこともないだろう
そして、あなたはもっとグループを楽しむ
グループは、あなたと共により深く往くことができるからだ
あなたは、グループの教師であるだけでなく、学ぶ者でもある
カリール・ジブランの予言者アル・ムスタファは
すばらしいことばを残している
誰かが
「学ぶことについて何かおっしゃってください」
と尋ねたとき、彼は言った
「あなたが尋ねたから、私は話そう
だが、覚えておくように
私は話している
そして私もまた、あなた方とともに聞いているのだ」
私は、ここポディウム(演壇)の上にいる
そして私は、あなた方のなかに坐ってもいる
私は、まったく特別ではない
それが、人びとを近くに引き寄せる
特別だと自慢することは、隔たりを生む
エゴの充足は、愛の雰囲気を破壊する
そして、私はもう一度繰り返す
愛よりも偉大なセラピーは存在しない
OSHOインターナショナル
The Great Pilgrimage: From Here to Hereより抜粋
セラピストが知っておくべきこと-3へ続く
OSHOトランスフォーメーションタロット
No.49 LOVE
あなたに出来る最良のことは
ただそれを分かち合うことだ
すべてを自分一人で成そうしてはいけない
あなたを通して
それをスタートさせるのだ
あなたが最初の第一歩となる
だが、全行程を歩き通す必要はない
あなたは出来るだけことを
誠心誠意するだけでいい
後は存在が面倒をみてくれる
けれども
あなたが動き始めないかぎり
存在は手伝うこともできない
LOVE Charam

