昨日、回らない方のお寿司屋さんへ出掛けた
カウンターで寿司をつまんでいると隣に別の客が来た
その男はカウンターに着くなりいきなり電話をし始めた
板さんの驚愕と非難込めた冷たい視線もものともせず
電話を続け終わったと思ったら突然早口で「アジサーモンエンガワ」
隣で聞いていても、それが注文だと理解するまで少し時間を要する難解さ
そして出て来た寿司を豪快な音と共に啜るように吸い込み
案の定のクチャラー（くちゃくちゃと音を立て咀嚼する人）！
留めは、口に寿司が入ったまま次の注文
私は久しぶりに心底こう思った
“親の顔が見たい”と
和食であれ洋食で中華であれ
それぞれに食事の作法、マナーが存在する
それらのマナーは
あなたを上品に見せるために存在するのではなく
同席している方たちに不愉快な思いをさせないために存在している
そこを勘違いしてはいけない
私なり方法で良いじゃない
一々細かいなぁ
別に良いじゃん
とか宣う輩は、心底あなたを軽視し上から目線で付き合っているか
食事マナーの何たるかをキチンと親に教えてもらえなかった人だ
例えば洋食であれば
カチャカチャと食器の音を立てない
ナイフ・フォークは外側から使う
中座する時ナフキンは椅子に置く
食後はナフキンを畳まずテーブルに置く
などのマナーがある
このような基本的洋食マナーは理解していても
和食のマナーを理解していない人が多いように感じる
まず箸をきちんと持てない人が多い
これはしっかりと意識すれば簡単に矯正出来る
図解入りで分かりやすく説明してくれているサイトがある
心当たりのある方は是非チェックしてみて欲しい
https://yossense.com/how-to-hold-chopsticks/
最近特に目につく重大マナー違反が“手皿”である
これを上品だと勘違いしている人が沢山いるのではないだろうか？
TVの番組やドラマで多くの無作法芸能人がこれをやっている
中には手のひらに落とした料理をそのまま口に運ぶ人すらいる
きちんと手塩皿や懐紙を用意出来ない
TV製作スタッフの品位の無さの現れなのかもしれないが
ドラマや映画の上品な役回りで手皿は絶対NGだ
天皇の料理番というドラマの劇中に
大正皇后が天ぷらを食べるシーンがあった（皇后役は確か和久井映見さん）
その皇后が何と手皿で天ぷらを食したのだ
明治以降の国家神道の洗脳をまだ引き摺っているマスコミが
このように大正天皇を愚弄するような演出をしても良いのであろうか？
普段なら噛み付く方々も実はこの重大マナー違反に気付いていないのか？
茶道を心得、国の代表として他国の国家元首らと会食をする皇后が
手皿という醜悪なマナー違反などするわけがない！
もしあなたが手皿を上品なマナーだと勘違いしてたならば
既にTVに依る多くの洗脳を受け入れてしまっている可能性がある
無意識領域の洗脳の呪縛から開放されるために
まずは正しい食事マナーを知ることから始めてはどうだろう
https://style.nikkei.com/article/DGXKZO20388310V20C17A8NZ1P01
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