昨日、木下黄太&野呂美香ぶっちゃけトークに参加してきました。
ぶっちゃけとはいえ、お二人が初顔合わせなこともあって、これまでの状況の確認的内容でもあり、「ぶっちゃけ」というほどの、新しい情報がでてきたわけではなかったかな。
それでも、フクシマ・東京の汚染状況の確認としては、わかっていたこととはいえまさに確認となりました。
年間総被曝量で比較すると、日本で長期帰還困難区域とされているのは年間50msvになっているが、チェルノブイリでは強制移住区域は5.5msv以上となっているということ。
日本の解除準備区域となっているのは、20msvまで。
つまりチェルノブイリで強制移住地区に相当する地域に、人々を帰すために除染活動をしているということです。国は20msvまで人を住まわせると決めているんですね。
この年間総被曝量で比較するデータは私にとっては新しく、チェルノブイリとフクシマを比較するときに、わかりにくくまやかしの原因に当初からなっていた、単位の問題。キューリーでの表示や㎡でみるかkgでみるかの違いがあったけど(もちろんわざと換算しにくくしてるんだと思う)、年間総被曝量で比較すると一目瞭然。
この強制移住区域の5.5msvというのは重い事実で、フクシマに限らず東葛や関東の他の地域もひっかかってくるのではないかと思います。
日本では「100msvまで大丈夫」という大キャンペーンを山下を筆頭におこなっていたため、チエルノブイリで5.5msvから強制移住されてたという事実は意外と知られていないんじゃないかな。
政府の出している空間線率量のみから出した甘いデータでさえ、この5.5msvをあてはめると、伊達市・郡山市は強制移住に相当する地域になってしまします。
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/pdf/130314_01a.pdf (p12)
数値で比較していても、身をもって認識しにくいのですが、
●チェルノブイリの立ち入り禁止区域の森でさえ飯館村の汚染にまで至っていない。
●野呂さんがロシアから日本へ保養のために滞在させた子供たちは、首都圏と同じ汚染レベルから来ていた。
という事実がリアリティを感じさせます。
野呂さんの活動で、ロシアから日本へ保養にくることで、元気をとりもどし医学的な数値も改善して帰って行った子供たち。
保養に出ることで、免疫力を上げて発病に至ることを防いでいたのです。
私は何も知らず、一時汚染地を離れることで発病を免れるほどの効果があることを知りませんでした。
実際、フクシマや首都圏から西日本に移住することによって、血液の数値が改善してくるということは、今現在起きていることです。(木下氏によるとほとんどの人は数値が改善してくるが、最近移住しても数値が良くなってこない人が出始めた。それだけ被曝してしまっている。個人差がある。)
初期被曝の影響が帳消しになるわけじゃないけど、数値を見ると健康をとりもどしていくので発病に至らないという事なんだと思います。
これは大事なポイントで、移住すべきだという根拠になると思います。
さらに先日「そもそも総研」でこの「5msv以上は強制移住区域」ということが話されていましたが、取材した
西尾正道名誉院長 (北海道がんセンター)が20msvの危険性について、「そこに5年すんだら100msvを超えますから」 「100msv越えたら明らかに発がん性があるとICRPも認めてますから」と話しています。
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3221.html
移住は早ければ早いほどいいんです。蓄積というファクターがありますから。○○msv×年数。
野呂さんがベラルーシの医師たちにフクシマのデータをみせると、目が点、驚愕の表情になって、言葉がでなくなってしまうそうです。
それだけフクシマの現状はベラルーシの現場の医師たちの常識さえ越えている。
世論操作と隠蔽が成功して、こうした事実が一般に認識されていない。
ネットなどで情報を目にしても嫌なことから目をそらす心理的バイアスがかかって、目や耳を塞ぎ安心しようとする。
安心したい人の弱みに国が出すまやかしの情報やデータが後押しをする。
だから思考停止して汚染地に留まる。
さっき例に出した「そもそも総研」も番組の製作者や出演者は、東京圏の人達で、チェルノブイリの強制移住区域ではなくとも、もしかして移住ゾーンに引っかかりかねないんじゃないでしょうか?(場所による)
そのへんの無神経さに木下氏はいらだっていて、もはや東京圏についてはあきらめ始めているようです。
だから東京圏では「ぶっちゃけトーク」会を企画しない。
汚染を隠す国と安心したい被曝者たちは持ちつ持たれつの関係。
2011年3月~4月に今では常識となった、当時も専門家にとって常識だったはずの原発のメルトダウンも、国は必死にごまかし世論統制までしましたが、国民の方も最悪の事態を信じたくないばかりに国の出すニセ情報を鵜呑みにしました。
いまだに被曝をめぐってこの構図がくりひろげられているんだなー。
被曝については、甲状腺がんをはじめとしてがんについてクローズアップされてますが、実際には
被曝は症状に出る。病名はつきにくい。
この「症状」は薬を飲んでも治らないものだそうです。つまり一般の頭痛は薬で治まるけど被曝による頭痛は薬で治りにくいんだそうです。
ベラルーシの医師たちもこの病名がつかない被曝症状ということを言っているそうです。
病院に行っても病名が付かないと病気として認定されないから、とっくに被曝症状が出ていても、被曝とはみとめてもらえないんだろうな。
なんか更年期障害みたいといってはなんですが…。
更年期障害も心身両面から急にさまざまな症状が出てきて本人は最悪な健康状態なのに、病院に行くと異常なし。いろんな病院の様々な科を受診しても原因不明、病名がつかなくて改善しない。そのうち症状は酷くなりおかげで精神状態も落ち込む。
ホルモンの影響で鬱気味になってヤル気がなくなる、体が動かないのを、怠け者・無気力だと思われ本人も自己嫌悪になる。原爆ブラブラ病的症状みたい。それを精神論にされてしまう。
そんなことがつい最近まであたりまえでした。更年期障害が病気のひとつと認知され、診療科ができたのは最近の事です。そして今でも産婦人科に行かないと診察がつきません。理解の浅い医師たちが多いからです。
こうした医療体制が被曝症状の顕在化を阻むんですね。
あの共産主義国ソ連で5、5msv以上を強制移住させられたのは、共産主義国では財産は国のものだから個人の財産を保証しなくてよかったからです。
日本では土地や財産を保証しなくちゃいけないから、菅元首相はあきらめたんだろうな。
チェルノブイリの強制移住区域にならったら、首都圏も入ってきちゃいますもんね。当然日本は経済的に成り立たなくなるし、日本の崩壊を契機に世界的経済崩壊すらおこりかねないですもん。
だから国はあくまでも今の体制を改めるつもりはありません。
気が付いた者から、さっさと移住するしかないんです。
保障が確立するのを待っているだけ無駄です。
今だったら東京圏の不動産、そんなにマイナスにならずに売れますよね。これが311から5年経過したころから被曝パンデミックが始まったら、東京圏の不動産は二束三文になりかねないと思います。
9月に決定する、東京オリンピック招致が成るかが、ひとまずのリトマス試験紙。
IOCが東京を放射能汚染地とみるか否か。
そして天皇陛下や皇太子一家が京都に帰ってくるようなことになれば決定的なこととなって、東京は求心力を失うでしょう。
今回の講演会で、日本の西と東で寿命が変わってくるようなことにならないように、という話題が出ました。
ベラルーシでは寿命が50~60代になっていて、最近来日したバンダジェフスキー博士も健康状態があまり良くないそうです。
日本に保養に来ていた子供たちはすでに親になっていますが、彼らの子供(つまり2世)は一様に一回りも二回りも体が小さく、皆病弱で病院通いが続いているそうです。
日本の将来がそんなことにならないように、祈るしかありません。
そんなことにならないように、首都圏からの移住を勧めているのが木下氏なわけです。
野呂さんが保養に招いていた寿命が短く、成長が遅く、病弱な子供たちが住んでいたロシアの汚染地のレベルは、首都圏と同じだった。というのが私には衝撃でした。