久々の更新となってしまいました。そして、「フリーメイソンの秘密」PHP | 読んだ積もり

読んだ積もり

読書記録メインに、日々のかけらを綴る

しばらくの間、今もっている2つの仕事が忙しくて毎日口をぱくぱくさせながらサバイバル、でした。。。

プラス家族のケア、問題が重なり、まあ10月は怒涛の月だったから、乗り越えた自分にようやく休日が与えられた感じです。

 

ニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコ

 

その間、新聞は読んでいたけれど読書が滞ってしまった!

経済系の本は、私の中では読書のジャンルに当てはまらないので、、

やっぱり本心はもっと自分の趣味の世界を掘り下げたいのに、その時間が取れなかったことを反省。また、忙しいからとやたらとすぐに食べられる食品を買うためにあちこちの食品売り場を巡ってしまったのも、楽しかったところもあったけれど、反省。

やはり、忙しくても野菜を料理して食べることは大事。

 

本当に、大切な人と過ごす時間、好きなことを話す時間は大事。

 

さて、今日は夜になってやっとむさぼるように読書が始まった。

フランス人と一緒に心を割った話ができるようになって、私のヨーロッパへの理解は本当に一気に深まった。

宗教というものがものすごく奥深くに浸透しているヨーロッパの歴史。

それは脇で見ているだけではなくて、実際に毎日会話してその考えの真髄を理解していくことで初めて、非常に奥深くにある教育や思想の根底を垣間見ることができる。

 

日本というのは幸か不幸か、宗教色が薄い国であると、この国に育って思う。

苦しい時には「神様、助けて!」というけれど、その神様が果たして神道や仏教の神様かというとどこか西洋の文化で描かれているキリスト像に似ていなくもない。

だから宗教という言葉自体が非常に曖昧で、理解できないものとして心底にあり、その言葉を聞くだけで、異質で攻撃的なイメージすら受けてしまう。

またこれは今現在もまだ日々のテーマとなっている悪質な新興宗教のイメージも手伝っている。思い切って目を見開いて宗教を見つめなければいけない時がきているかもしれない。自分が入信するとかではなく、少なくともその根底にある思想を理解するために。

 

そして、日本の思想というものも戦後うまく引き継げているかどうかわからない。だから我々の世代から先は、更に子供たちに受けついでいける教育が希薄になってしまってきている。

そんな中で一過性の薄っぺらな考えをまとめた書籍やインターネット情報が横行し、私たちは結局お金に振り回されている。

 

それが、このフリーメーソンの秘密を読むといろいろと辻褄が合ってくる。

 

そして、やはりキリスト教と同様に日本に輸入されたフリーメーソンは何かオリジナルとは別のものであるのだと強く感じる。

 

私たちの生活はこの現代の経済システムの上に成り立っている。

これを知ったように語り、知らないうちに自分を奴隷化しているのに気づかず、私たちは自分の意志でこの生活をつかみ取っているかのように錯覚している。

しかし、こんな中にあっても、このフリーメーソンの元となっている思想にまったく侵されてコントロールされてはいけない、と強く思うのだ。

 

甘ったるい日常の惰性に流されることを許してもらえるこの現代社会は、それでもバランスをとらないと生きていかれない危うさが潜んでいる。

私たちが働くこと、家族との時間を削られていること、経済の奴隷化を強いられている状況なのに、そのことを振り返る時間すらも奪っていこうとしている危うい思想。

そして最近の私は人道的な問題には勿論非常に憤りを感じるが、しかし歴史上にあった様々な弾圧の根底にある憎しみに何か不可抗力を感じずにはいられないでいる。

すべてはこの本の裏表紙に集約されている。

 

この本はただ読んだだけでは、秘密を垣間見るというだけの薄い理解になってしまうけれど、その根底にある宗教対立を深く見据えると、私たちが隷属している社会の問

 

 

題点が見えてくる、そんな深い読み方ができる本なのだ。