出会い べー様とそれ以外の感想 | 読んだ積もり

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読書記録メインに、日々のかけらを綴る

玄関を開けるなり、開口一番、

「ごめん、恋をしました」

 

「誰?いつも話している優しい上司の人?」

「ちがう、ベがつく人」

「べ?」

「べの次がヒ」

「なにそれ、ベヒシュタイン?」

「そう」

 

手が吸いついていくような、我を忘れてのめり込んでしまうような、なんともうっとりするような中間の音の響きから、パーフェクトな輝きの高音。どうにも表現できないふところの深い響きと少しぽこぽことするマチュアな触感。出会ったときからなんでもわかってくれると、運命的な出会いだと、思わせてもらったのは確実に私だけではないですね。私が大人じゃなかったら、きっと弾くのをやめなかったと思います。こんな楽器があるのだと、何十年も生きてきて初めての経験でした。

 

グランドピアノではなかったです。

でもアップライトピアノで十分美しい音色でした。

なんにもいらないから、500万だか600万をお支払して、すぐにでもお家に届けてほしい、と心の底から思いました。

 

そんなわけで、他のピアノのことを冷静に見極めることができそうになかったのですが、以下備忘録残しておきます。

 

そう、最近はホリックといっていいほど、ピアノとショパンにはまっています。

 

■山野楽器

 

アバングランドN1

キータッチよかったのですが、なぜか高音がN2より地味に聞こえたのは音色設定だったのかしら。

 

アバングランドN2

キータッチ、音色パーフェクトでした。

 

Yamahaグランドピアノ(品番みませんでした)

この前も久々にグランドピアノを弾いて感じたのですが、音がぼわぼわっと響き過ぎちゃって、ふだんエレピで弾いているとグランドの音をコントロールする術がわからなくなってしまっている。

やっぱりグランドピアノは素敵ですけどね。

 

YamahaYu

電子で150キロぐらい、アコースティックで200~250キロぐらい、本だなをひとつとっぱらって、ピアノを置くことを考えれば消音機能のアコースティックもありかと。

Yamahaはやっぱりバランスがとれていました。申し分なし。

 

YamahaYus

Yuシリーズの後にこれを引いたら、やっぱり格段に違いました。

買うならこっちがいいかなあと真剣に検討。別にマホガニーとかじゃなくていいので。

 

Bösendorfer アップライト

タッチも響きも素敵でした。総体的に硬い感じ。この後ベヒシュタインを弾いてしまったので、すべてふっとんでしまって、良さをあまり記憶できませんでした。

 

Bechstein アップライト

上記にありますが、最高です。

 

 

■島野楽器

アバングランドN1

山野で弾いたときより、よく感じました。

N2もなかったので比較対象もなかったのですが、やはりこれは良いピアノです。

 

カシオ セルビアーノ

ちょっと前にベヒシュタインで感動していたので、あ、キータッチをがんばって再現している!って思って感動したのですが、中間部と高音の間にいきなり音色が切り替わるポイントがあるみたいで、これだとしっくり演奏ができないって思いました。

もしかしたら設定だったのかもしれませんが。。

惜しい。今度係りの人がいるときにもう一回弾いてみよう。

 

PRAMBERGER

2種類ありましたが、なかなかユニークな音で好きでした。
特に背の低い茶色いルックスのアップライトのほうは、なんとも音が独特で悪くない。ただ、私の好きなショパンには少し華やかさが足りない感じもしたのです。鍵盤のタッチが輸入ものと日本のブランドのものでは違う気がします。
 

 

WILH.STEINBERG(スタインベルグ)

スタインベルグはPrambergerなどとも違い、もう少しYAMAHAに違いバランスのとれた生真面目な感じの輸入楽器かなと思いました。
鍵盤のタッチは、海外ブランドのピアノに感じた、弾くとはね返ってきて盛り上がるような感覚があるのですが、(YAMAHやKAWAIのピアノは鍵盤を押すとしずむ感覚があります、私的な意見ですが)音はシンプルで簡潔。高音にもう少し華がほしいかな。
 

http://www.shimamura.co.jp/yokohama-classic/index.php?itemid=152357

 

エセックス

 

見た目シャープな形で、音華やかで、これは少しほしくなりました。ベヒシュタインとは全く違った鍵盤タッチですが、ほどよい硬さで弾きやすく、音色もよかった。

 

http://www.steinway.co.jp/pianos/essex/upright/

 

そして、結果目的だった電子メトロノームを買いそびれて帰ってきたのでした。