バンクーバー五輪、花盛りですっ
Anamaruの知り合いも、実況やリポートで何人か行ってます。
五輪でしゃべるのは、スポーツ実況アナにとっては、特に名誉なこと。
自分の局の放送で行くのではなく、JCと呼ばれるいわば「アナウンサーの日本代表」としてしゃべります。
ですから普段民放に所属するアナウンサーの声もNHKで流れたり、その逆もあります。
一世一代の!?大仕事であると同時に、普段しゃべらない種目も含め、何種目も掛け持ちでしゃべらないといけないので、経験した人に聞くと、いつものように準備万端でしゃべれるときばかりではないようです。逆に普段の積み重ねが発揮されるときかもしれません。
アナウンサー就職活動準備セミナー の申し込みを行ってますが、そこに書かれたアンケートを見ると「アナウンサーはどんな仕事をするのか」という質問がいくつかありました。
これを聞いてみなさんはどのように思われました?
「テレビやラジオでしゃべっている姿、それがすべてでしょう。何をいまさら?」と思った方もいるかも・・・
Anamaru的にはこういう質問をしてくる人はアナウンサーという職業について深く考えている人なのかなと思いました。
実は見えていない部分の仕事が一番多いのです。
よく言われるのは準備を10したら、そのうち放送で出るのは1か2ぐらい。
わずか1分の登場でも、その影では色んな取材をしていたり、言葉を考えていたりする時間があるのです。
特に初めに書いた実況アナウンサーは、その典型です。たとえばプロ野球を1試合中継するために、毎日データ資料をつけたり、選手に話を聞いたり、それまでの試合を見ておかないといけません。
時間でいえば、1日2時間くらい資料をつけ、試合前の練習取材に3時間くらい、試合を見るのに3時間、これだけで8時間、それを自分の担当日まで毎日こなすわけです。もちろん終わりなんてないので、担当したあともそれは続きます。
スタジオで司会などを担当するアナウンサーも同じで、映画を見たり、インタヴューするアーチストのCDを聴いたり、コンサートへ行ったりetc
これだけ聞くと楽しそうですが、どうこの楽しさを伝えようかとか、どんな質問をしようかなど考えながら見聞きするので、純粋に楽しめるわけではありません。
どうしても電波に乗ってしゃべっている部分だけに目が行きがちですが、「放送に向かう準備」が大切でそれこそがアナウンサーのもっとも重要な仕事と言えるでしょう。Anamaru自身は一回一回のオンエアを「期末テスト」と位置づけてやってます。
アナウンサーを目指す就職活動において、この「放送に臨む準備」を体験しておくことは大変プラスになります。
どういうことかというと、それを体験することでアナウンサーという職業を理解することにつながり→面接で話す内容に差が出てくるのです。
自分の放送の出番が来るまでに考えることは、たくさんあります。
情報を仕入れることもしなければいけないし、未知の分野ならば一から勉強していく必要もあります。そして何より、どのように視聴者に伝えようか考えるはずです。
難しい話なら噛み砕いて、おいしい食べ物ならどんな表現なら伝わるか、ニュース原稿ならわかりやすいように言い換えたりetc
これら視聴者の立場に立った作業を実際にやってみることで、アナウンサーの仕事をより深く理解することが出来ます。
アナウンススクールに通うメリットとしては、こういったことを実体験できることが挙げられます。発声・発音練習以外に、ステップが進むとリポートや実況などの実践練習が行われる学校もあります。そこでプロさながらの体験をすることで、本番に臨むために必要なことを肌で学び取ることができます。
3/1(月)18:30から品川で行うアナウンサー就活準備セミナー でもこんな感じの話は出てくると思いますが、キー局試験は秋から。あっという間にやってきますよ~
ぜひこのセミナーで、アナウンサーという仕事への理解を深め、かつ、秋までにどんなことをしたらいいかを学びしょう。
テレビ朝日の元アナウンス部長の方やフジテレビの元女性アナウンサーらを講師に迎えて開きます。興味のある新3年生や、それ以外のアナウンサーを目指している方もどうぞご参加ください。
各アナウンススクールでもこういった講座をこの時期は開いていますが、基本的にはそのスクールに入ってもらうために開いているもの。アナなるドットコムはそういったしがらみはありませんので、スクール選びについてもいいアドバイスはできると思いますし、皆さんの聞きたいことについてもできる限り対応していきたいと考えています。
締切は2/25(木)ですが、定員になり次第締切とさせていただきます。エントリーはお早めに!!
詳しくは>>>
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