ハッピーエンドが嫌いな人へ | 新人ライター奮闘記

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自分は今、制作会社に企画要因、プロットライターとして参加しています。

ブログには、プロデューサーとの打ち合わせや企画書の書き方についても書いていきたいと思います。


また、「文章の書き方」、「企画の見つけ方」なども書いて行きたいと思います

今、全国劇場で公開されている映画は、すべて娯楽だ。



そんなふうに宣言すると、異論を唱える人がいるかもしれません。

しかし、僕にとっては、やっぱり全国劇場の映画って、娯楽だと思うんです。

なぜなら、映画ファンでもなければ、映画マニアでもない一般の人は、「今日は休みだから、映画でも観に行くか!」といった気分で映画館に足を運ぶのではないかと推測するからなんです。



やっぱり、日頃、忙しい一日を送っている人にとって、休みの日に観に行くなら、純粋に楽しめる映画がいいと思うのは当然の事なのではないでしょうか。

僕も難しい事を考えずに、ただただ楽しめる映画に何度、救われたか解りません。



きっと、ハリウッドの映画人達は、一般の人が純粋に楽しめる映画を求めている事に、いち早く気がつき、今日まで娯楽映画を量産し続けたのでしょう。

会社や学校での人間関係によるストレスを一瞬、忘れさせてくれる娯楽映画の力。そんな嫌な現実を忘れさせてくれるところが、娯楽映画の醍醐味なわけです。



しかし、そこで、疑問に思う事が一つ出て来る。

現実を忘れる事が本当にハッピーな事なのか?という疑問です。



想像してみてください。

物凄いハッピーエンドの映画を観たとします。

映画館にいる時は問題ありません。しかし、映画館に出た瞬間が問題なんです。



映画は楽しくて、素晴らしかったけれど、これから自分の思い通りにならない、嫌なことがたくさんある現実と向かい合っていかなければいけないんです。

生活保護受給者が205万人を突破し、震災の影響などで、どんどん不景気になって行く現実社会の中で、ただ単に嫌な事を忘れさせてくれる映画は、少し役不足になって来たのではないか?と僕は思うんです。



そのまま映画館にずっといたくなってしまう映画をつくるよりも、現実に立ち向かって行ける映画を量産する時代が来たと思うんです。



もっと言うと、楽しい夢の世界を観せるのではなくて、厳しいかもしれないけれど、しっかりとした現実を観せる事によって、逆にみんなで背筋を伸ばしていく。

覚悟を持って生きる気持ちを強くしてくれる映画。



僕は最近、そんな映画を求めて止みません。



たぶん、こんな事を書いていると、「だったら、現実に立ち向かっていける映画を教えてくれ」という声が聞こえて来るような気がするので、今回も参りましょう。



ビリーがお勧めする、現実に立ち向かうための映画。



それは、ルキノ・ビスコンティ監督作品




映画から私が学んだニ、三の事柄



「白夜」です。



クラシック映画ファンなら誰もが知っている、ルキノ・ビスコンティ監督作品、「白夜」。

ただ、今の映画が好きな方は、馴染みがないと思うので、少し説明させてください。



実は、今まで僕が書いて来た、現実に立ち向かうための映画って、1950年代後半から60年代前半までに多くつくられたんです。

とくにイタリアでは、意識的に、現実の厳しさを映画の中で描いて、当時、大きな話題となりました。



映画史の本を読むと、ネオリアリズムの時代なんて、言われていたりします。

ビスコンティ監督の「白夜」も、その時代に制作された名作なんです。



意識的に、その時代の映画を観ると、僕が書いた現実に立ち向かうための映画に出会う事ができます。ぜひ、試しに観てみてください。



さて、映画、「白夜」のストーリー。



やはり、現実をしっかり見据えています。

とくに、孤独というものから人は逃げる事は出来ないというメッセージがビシビシと伝わってきます。

ストーリーはシンプルなので、あえて、あらすじは書かないでおきましょう。

ぜひ、ご覧ください。