どんなに優れた脚本家でも、道標が無かったら書けません。
ただ、なんとなく、勢いで書いていると、必ず途中で行き詰まる時が来てしまいます。
これは、物語をつくるライターさんなら、誰もが経験しているはずです。
小説家、戯曲家、そして、脚本家(シナリオライター)。
皆さん、迷わずに、自分の物語、作品を書き上げたいと願っているはずです。
この願いは、何も今に始まった事ではなく、昔からありました。
そして、見事に、そんな多くの作家の悩みに、答えてくれた偉大なる脚本家がいたのです。
その人の名は、シド・フィールドです!!
脚本を勉強している人がいたら、一度は聞いた事がありますよね。
アメリカの大学では、映画やストーリーテイリングの授業をする時に、必ずシド・フィールドの脚本術とヒッチコック映画術は勉強すると言います。
彼が長い間、アメリカの映画界に貢献した実績は計り知れません。
僕も名前とどんな事を言っているのかは知っていましたが、ドラマや映画の企画書を書くようになって、シド・フィールドの言っている事の重要性をより認識するようになりました。
彼が言っている事は実にシンプルです。しかし、それだけに、とても強力です
ご紹介しましょう。まず、全体の構成を三幕構成で考えなさいと言っています。
一幕を状況設定、二幕を葛藤、三幕を解決と考えて、物語を作って行きます。
そして、一幕と二幕の間、二幕と三幕の間に、プロットポイント、またはターニングポイントを作りないさいと言っています。
プロットポイント、ターニングポイントって、つまり、物語の転換点というやつです。
今まで物語が真っ直ぐだったのが、右に曲がったり、左に曲がったりする瞬間を作ると、観客は飽きないで最後まで見てくれるのではないか?とシド・フィールドはアドバイスしているんです。
僕が本当に勉強になって、日頃から参考にしているのは、このプロットポイント、ターニングポイントというやつなんです。
物語を書いている方は共感して頂けると思うんですが、書いてる途中で、「これ、本当に面白いのかな?」と、自分自身で作品の面白さを疑ってしまう事はありませんか?(笑)
でも、何とか締め切りまでに書かなければいけないので、立ち止まっている暇はありません。
「どうしよう、どうしよう」と、パニックになってもしょうがないので(笑)、ある質問を自分に問い掛けてみます。
「ターニングポイントはあるか?」
ターニングポイントって簡単に言うと、物語の盛り上がる瞬間って事なんです。
面白い映画やドラマを見ていると、ついつい前のめりになって、スクリーンやブラウン管に集中してしまう時がありますよね。
「これからどうなるんだろう?」、「ワクワクする!!」。観客や視聴者がそんな気持ちになってしまうのは、適切なターニングポイントが置かれているという事なんでしょうね。
この、物語の盛り上がる所、見せ場、それをつねに意識する事が作家志望の人達を助けてくれます。
もし名前は知っていたけれど、もっとシド・フィールドの言っている事を知りたいという方は、本が出ています。
「映画を書くために、あなたがしなくてはならないこと、シド・フィールドの脚本術」
という本です。フィルムアート社から出ています。
そちらを読んでみると、より理解できると思います。僕も買ってしまいました。
高かったですが、シナリオライター志望者なので、一冊は持っておこうと思ったんです。これからも、どんどん書いて勉強して行きたいと思います。