こはねちゃん | 今日のしっぽ村

今日のしっぽ村

東日本大震災を機に発足した犬猫保護団体。
2019年台風19号で被災した犬猫保護施設。

能登半島地震災害支援活動へのご支援をお願い申し上げます。

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク(WCP)の

こはねちゃんの近況のご報告です




こはねちゃん

9〜10歳くらい♀


性格は、

ツンとデレがはっきりとした

いわゆる、気分屋さん😅




シニア期にかかる

おばあちゃんコーギーです


同じ時間帯、同じ事でも

しっかりとシチュエーションを見ないと、


ここでの 今はお呼びでないのですね〜


て感じで、今は触らないで!の

洗礼を受けます💦


接し方は

だいぶ解ってはきましたけどね(^^)


とりわけ、自分のテリトリー内は

主張が強いようですね。




食欲は旺盛ですが、


腰が悪いのでダイエットは継続中です




そんな、こはねちゃんですが


しっぽ村へ来た時から後肢の麻痺は続いてます




椎間板ヘルニアは

保護当初から患っていましたが、


どの時期からそうなのかは不明で


これまでも、5人の獣医師に椎間板ヘルニアの手術について検討していただきましたが、外科手術を受けることによって治療が上手く行く可能性が高いとの意見はありませんでした。


手術が終わっても、後肢の麻痺は残る可能性は高く性格上、術後のリハビリも容易ではないでしょう。


さらに、懸念されたのが、


こはねちゃんの犬種に多い

変性性脊髄症(DMと略される)遺伝病。


遺伝子検査ではDM遺伝子型と一致するとの結果でした。



残念ながら、こちらの疾患は、現在治療法がありません


3〜4年くらいの

数年単位でゆっくりと進行していく病ですが、


後肢の不全麻痺から始まり

前足も麻痺が進行、

最終的に呼吸筋も不全に至り

呼吸が出来なくなり

死に至ります。


この遺伝子を持っている子でも、発症せずに寿命を、全うする子もいるそうです。





先日のMRI画像診断でも

椎間板ヘルニアは確認できましが、


前回よりも

下半身は痛覚への反射は鈍くなっているようで

変性性脊髄症の進行が懸念されます。






(歯科処置も一緒におこなっていただきました)



今回の検査でも、


椎間板ヘルニアを手術したとしても


経過が長い状況から、再び立てる可能性は

高くないと思われるようです。



変性性脊髄症が発症、進行しないことを願いつつ、


もし発症して、症状が進行してきた時の介護、お世話をしていける環境作りが大切になってきます。



たとえ、残された時間が3年くらいの命だとしても、



大切なのは、その時間をどう感じ、

どう生きたかだと思います。



可能なことならば、外科手術に臨み

確定している疾患、

椎間板ヘルニアは除去出来ればと

考えてます。



私たちは、やれなかった後悔と折り合いをつける事に心が泣くことを知っているのだから。





しっぽ村