本日は9回目となる
【動物愛護 動物福祉に関するお話】を
お届けしたいと思います。
前回は犬のコミュニケーションとはを
お伝えいたしました。
以前に『グリーンチムニーズ』という施設を
ご紹介しました。
おぼえていらっしゃいますか?☺️
今回は「清川しっぽ村が目指す、その場所とは」の続編となります。
ご紹介させていただく、もうひとつの施設
『わすれな草農場』について
書いてみたいと 思います。
この 「わすれな草」(英語名はforget-me-not)という美しい名前をもつ農場は、
アメリカ カリフォルニア州の
サンタローザという町にある動物愛護団体
「ソノマ・ヒューメイン・ソサエティ」
の一部です。
こちらの農場は、団体が運営するアニマル・シェルターの裏手に広がり
牛や馬、羊、ヤギ、ブタ
そして、ラマ、ニワトリといった動物たちが暮らしています。
この農場にいる動物たちはみな、飼い主が飼育放棄したためにシェルターに持ち込まれたり、
虐待やネグレクトを受けて保護された動物たちばかり、、
なんだか、
とってもかなしい場所なのかしら😢
いえいえ とんでもない💦
ここにいる動物たちは
彼らにしかできない大切な仕事を
もっているんです🌈
それは
ここにいる動物たちと同じように
虐待やネグレクトなどを受けて傷ついている子どもたちとふれあうこと。
そうです
前回ご紹介した
『グリーンチムニーズ』のように
わすれな草農場がめざすのは、
「子どもたちが、安心出来る場所で、少しずつ心を開き、やがて自分も他人も大切にできる人間に成長していけるよう助けること。」
大塚敦子氏はその著書『やさしさを下さい』の中で
「かつて人間に捨てられ、それでも人間への信頼を失わずにいる動物たちは、そんな子どもたちのいちばんの先生なのだ。」
と書いていました。
1992年に始まって以来、わすれな草農場は、何千人もの子どもたちを受け入れ、送り出してこられました。
傷つき 人への信頼を失い
その心に
優しさを 見つけられなくなってしまった
子どもたち
動物たちとふれあうことで、
少しずつ
優しさを取り戻していったのでしょう。
わすれな草農場を卒業した子どもたち
彼らは
動物たちと出会い、
何を感じて
どんな未来を
手にしていったのでしょう
日本で同じような施設を作ることは、
資金的にも 社会的にも
そして
グリーンチムニーズや
わすれなぐさ農場のように、
人と動物たちがのびのびと暮らせる
広大な土地と出会うのも
恐らく 難しいでしょう。
文化の違いから、社会から求められる動物保護活動のあり方もまた、異なるのかもしれません。
今の日本社会において、
動物保護活動が果たすことの出来る役割を考え、地域コミュニティの中で愛され 且つ必要とされる保護活動を作り上げ、次世代に繋ぐことが必要であるように、思います。
今
世界では多くの笑顔が生まれている一方で
多くの悲しみも生まれ、
それでも懸命に 生きようとする「命」
があります。
ひとつでも多くの命が輝く社会であるように
私たちの活動が、その一助となることを
望まずにはおれません。
さて
次回は犬猫さんと人の一生についてです。
先日の展示会でご覧いただいたパネルをもとに、お話していきたいと
思います☺️お楽しみに。
清川しっぽ村