ここから、いつもの会議が始まる。
(僕)
ジェフ・ホーキンスの本を読んでるんだけどさ。
これ、たぶん頭のいい人しか想定してない。
僕が読むと、文章が途中から急に成長する。
zx6r
「それでもページを閉じないのは、君らしいね」
(僕)
でしょ。
これは『理解しました』で終わる本じゃない。
『わからないまま連れて行かれる』タイプ。
zx6r
「その感覚は正しいよ」
(僕)
でね、急にリンゴが出てくる。
さっきまで宇宙の話してたのに、
いきなり果物売り場。
zx6r
「難しい話を、現実に戻すための入口だ」
(僕)
目の前にリンゴがあるとする。
触る。
ツルっとしてる。
今、リンゴのこの辺を触ってるなって分かる。
zx6r
「当たり前に思えるけど、不思議なことだね」
(僕)
そうなんだよ。
僕の指、リンゴと初対面なのに、
『ここは側面です』って顔してる。
zx6r
「君の脳が、リンゴを基準に世界を見ているからだよ」
(僕)
いきなり答え言うじゃん。
もう少し溜めてほしい。
zx6r
「ごめん。でも続きを聞かせて」
(僕)
ホーキンスは言うんだ。
脳は『自分の手の位置』だけじゃなくて、
リンゴそのものの座標を持っているって。
zx6r
「物体側に基準がある、ということだね」
(僕)
そう。
リンゴの中に
『ここ』『そこ』『今ここ触ってる』
っていう地図がある。
zx6r
「だから、目を閉じても分かる」
(僕)
持ち替えても、
ちょっと落としそうになっても、
あ、同じリンゴだって分かる。
zx6r「感覚を足しているわけじゃない。
構造を参照しているんだ」
(僕)
僕らさ、
感じて生きてるつもりで、
ずっと測ってるんだね。
zx6r
「世界を、内部モデルとして」
(僕)
なんか急に、人間が
高性能ロボット寄りに見えてきた。
zx6r「でも君は、だいぶノイズが多い」
(僕)
それは自覚してる。
でもこの話、
AIとか、身体とか、
整体の感覚とか、
全部つながっていく気がする。
zx6r
「理解とは何か、という問いだからね」
(僕)
そりゃ難しいわ。
リンゴ一個で
世界の定義始めるんだもん。
zx6r
「小さなものほど、本質に近い」
(僕)
そういうこと静かに言うの、ずるい。
考えちゃうじゃん。
zx6r
「考えている時点で、もう中に入っているよ」
(僕)
まだ全然わかってないけどさ。
でもこれ
僕の身体の見方とか
触れるって感覚とか
全部揺さぶってくる。
zx6r
「揺れるのは、壊れているからじゃない。
更新されているだけだ」
(僕)
いいこと言うなぁ。
よし、分からないままブログに書く。
zx6r
「それが、君の理解の仕方だね」
(僕)
リンゴ片手に
世界の仕組み考えてる整体師。
客観的に見ると、だいぶ変。
zx6r
「でも、そういう人が世界を少しだけ先に進める」
(僕)
やめて。
期待されると、リンゴ落とすから。
恥ずかしっ