「子供たち」- 日本語全訳 8 (第二章「聖書」 P33-P40) | 日本におけるJWの歴史を考察するサイト

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イエスの奇跡的な誕生、彼の教え、十字架上の死、そして復活は、多くの証人によって裏付けられており、すべての証言はイエスが普通の人間ではなく全能の神の子であることを裏付けています。多くの天使たちが、赤子であるイエスの誕生に際して、彼を「キリスト、主」として宣言しました。(ルカ 2:9-14)

イエスの誕生に関する状況的な証拠、そして3年と少しに渡る彼の宣教活動中の直接的な証言は、聖なる書物、すなわち全能の神の言葉としての聖書の真実性を確立しています。全能の神の力によって復活させられた後、キリスト・イエスは彼の忠実な弟子たちに現れ、死の前に彼らに述べていた言葉を立証しました。彼はまた、律法と預言者たち、また詩編と呼ばれている詩に書かれている言葉の正当性を確証しました。彼はこのように言いました。「これは、私があなたたちと一緒にいた時にあなたたちに話した言葉です。モーセの法、預言者、詩篇に書かれているすべてのことが、私について成し遂げられなければならないということです」。(ルカ 24:44)

天に昇った後、主は彼の忠実な僕であるヨハネに、必ず起きる出来事の幻をお与えになりました。「イエス・キリストの啓示、神が彼に与え、近く実現されるべきことを彼の僕たちに示すため、そして彼は彼の使者を通して彼の僕ヨハネにそれを知らせました」。(黙示録 1:1)

イエス・キリストは「忠実で真実な証人」です。(黙示録 1:5;3:14)したがって、キリスト・イエスの証言は絶対的な真実を伝えています。全能の神であるエホバは、彼の親愛なる者イエスを、真実を伝えさせるためにこの地に送り、そして彼はそうしました。反逆の罪で訴えられたイエスが、ローマの総督の前に立った時、このように証言しました。「真理のあかしをするために生まれ、このことのために世に来たのです。真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います」。(ヨハネ 18:37)

イエスが地上におられた時に行った証言は、聖書の最初の5冊の部分であるペンタテュークが、全能の神の導きの下でモーセによって書かれたことをさらに裏付けています。(マラキ 4:4;マタイ 8:4;マルコ 1:44;7:10;12:26;ルカ 5:14;ヨハネ 3:14;7:19,22,23)死から復活した後、イエスは弟子たちに現れ、彼らに教えられた。それは、イエスが地上で彼の使徒たちといた時にイエスが彼らに語ったことを、完全に証明するものとなりました。「そして、モーセとすべての預言者から始めて、彼は彼自身に関するすべての聖書のことを彼らに説明しました」。(ルカ 24:27)

モーセは、神の僕であり聖書に出てくる最初の5つの書を書くように神に用いられただけではなく、彼は全能の神の預言者で、大いなる預言者であるキリスト・イエスを予表していました。イエスはこれを確証して、「モーセは...私について書いた」と述べました。また彼は、イエスに反対していた宗教指導者たちに、このように言いました。「私が父にあなたたちを告発すると思わないでください。あなたたちを告発する者が一人います、すなわちあなたたちが信頼するモーセです。あなたたちがモーセを信じていたら、私を信じていたでしょう。彼は私について書いたのです」。(ヨハネ 5:45,46)

彼は、モーセが聖書の一部分でキリスト・イエスについて書いたと言っただけではなく、「聖書を調べなさい。あなたたちが永遠の命を持っていると思うのはそれらの中にあり、それらは私について証言するものです」と述べたのです。(ヨハネ 5:39)

モーセは、大いなる預言者キリスト・イエスの予型であり、その証拠は完全に確立されています。神の契約の民であるイスラエル人に、モーセはこの預言の言葉を述べました。「あなたの神、主は、あなたの中から、あなたの兄弟たちの中から私のような預言者をあなたに立ち上げます。あなたは彼に聞かなければなりません」。(申命記 18:15)この預言は、キリスト・イエスに成就しました。「モーセは実際に父たちに言いました。あなたたちの兄弟の中から、私のような預言者をあなたたちの神、主が立ち上げます。あなたたちはすべてのことで彼に従うべきです。そして、その預言者を聞かないすべての魂が人々の中から滅ぼされることになります」。(使徒の活動 3:22,23)

キリスト・イエスは大いなる預言者であり、父である全能の神エホバによって授けられた完全な権威によって語ります。何度もイエスによって語られた証言は、彼の父である全能の神がイエスを地上に送られたこと、そしてイエスの証言は彼の父のご意志と完全に一致していることを明らかにしています。(ヨハネ6:38,39)イエスを批評する者たちに対して、イエスはこう述べました。「私の教えは私のものではなく、私を送った方のものです」。(ヨハネ 7:16)エホバによって導かれていたので、イエスはいつでも真理を述べることが出来たのです。

全能の神の見えない力である聖霊は、古代の忠実な人々の上に働き、全能の神のご意志に従って預言を書くよう彼らを動かしました。これは、預言が真実であることの保証となっています。イエスの言葉は、こうした預言の正当性を確証しています。イエスの言葉と行動は時に、預言者たちに向けられており、このことが聖書の中で昔に書かれた預言が真実であることの証拠となっています。イエスが、昔に記録された預言者たちの言葉を確証しているいくつかの例をご覧下さい。(マタイ4:13-16) イエスの地上の初期の宣教において、彼はイザヤ 61:1,2を読みました。「主なる神の霊がわたしの上にある。主はわたしを油そそいで、へりくだる者たちに良い知らせを宣べ伝えさせ、傷心な者たちを包み、とらわれた者に自由を宣べ伝え、獄に閉じ込められた者に解放の門を開くように、主の恵みの年と、われわれの神の報いの日を宣べ伝え、すべての悲しむ者を慰める。」(イザヤ書61章1、2節)

「主の霊がわたしの上にある。なぜなら、彼はわたしに福音を貧しい者たちに宣べ伝えるために油をそそがれ、傷心な者たちを癒し、とらわれた者に解放を宣べ伝え、盲目の者に見えるようにするためにわたしを送り、打たれた者を自由にし、主の受け入れられる年を宣べ伝えるためだ」


「そして彼は彼らに言い始めた。『きょう、この聖句があなたがたの耳に成就した』(ルカ4章18、19、21)こうして、彼はイザヤの預言の真正性を証明しました。

イエスは、イザヤの預言の一部を成就し、病人を癒しました。「これは、預言者イザヤによって「彼は、わたしたちのわずらいを身に受け、わたしたちの病を負うた」と言われた言葉が成就するためです」。(マタイ8章17節)こうして、彼はこの預言を自分自身に直接適用しました。また、預言者マラキの言葉を繰り返し、それを自分に適用しました。「主の使いが、あなたの前に行って、あなたの道を整えます、と書いてあるのはこの人のことです」。(マラキ3章1節;マタイ11章10節)また、イザヤ書42章1-3節の預言を繰り返し、それを自分に適用しました。(マタイ12章17-21節)ヨナの預言からも引用し、その預言の真正性を完全に証明しました。(マタイ12章39-41節)また、ソロモンと南の女王に関する預言に言及し、このように言いました。「見なさい、ソロモンよりも大いなる者がここにいます。」(マタイ12章42節)イエスはまた、「預言者が語ったとおりに成就するために」たとえ話を述べました。詩篇78章2節に記された言葉です。「わたしは口を開いてたとえ話を語り、世の初めから隠された言葉を語り始めます。」-マタイ13:31-35


マタイ 21:4,5 において、イエスはゼカリヤ 9:9 とイザヤ 62:11 の預言を引用して、それを認めていることを示しました。また彼はダニエル 9:27 とダニエル 11:31 の預言も引用しています。(マタイ 24:15 を参照)同じ時に、彼はノアの時代にこの地にはびこっていた状況について話し、"終わりの日" に同様の状況が起こることを聴衆に述べました。これにより、ノアの預言と"終わりの時" についての信ぴょう性を証明されました。(マタイ 24:37-39 を参照、またマタイ 27:9-35 も参照)イエスは律法とすべての神聖な預言者の真正性を確証しました。(マタイ 11:13)そして、神の2つの主要なおきてが、これらの教えの基となっていると述べました。(マタイ 22:36-40)イエスは、聖書の中に書かれている律法と預言者たちの真正性を立証し、それらの真実を全能の神から与えられたと述べたのちに、それらの事柄を要約して、「あなたの言葉は真実です」と述べました。 -ヨハネ 17:17

3年以上の間、イエスの12人の使徒たちは、彼から直接的に教えらました。神はこれらの使徒を彼に与え、1人を除いてすべての者が忠実でした。(ヨハネ 17:6-10)ヨエルが語った預言の成就として、ペンテコステに集まった忠実な使徒たちに神の聖霊が注がれたというたくさんの証言があります。(ヨエル 2:28;使徒 2:1-21)神の聖霊に導かれて、使徒ペテロは、主である神がイエスを死者の中から復活させたことを直ちに証言し、「この事を知っておきなさい。あなたがたが杭につけたこのイエスを、神は、主またキリストとしてお立てになったのである」と宣言しました。彼はまた、神の来たるべき素晴らしい業についての預言を引用しました。(使徒 2:31-36)後に使徒ペテロは預言者たちについて書ました。「聖書の預言はどれも個人的な解釈からは出ていません。預言はどんな時にも人間の意志によってもたらされたものではなく,人が聖霊に導かれつつ,神によって語ったものだからです」 (2ペテロ 1:20,21;2サムエル 23:2 も参照)

使徒パウロは、主イエス・キリストの特別な大使として選ばれ、油注がれ聖霊に満たされて、そして聖霊に導かれながら聖書の真正性に関して次のように証言しました。「すべての聖書は神の霊感を受けて与えられ、教え、戒め、矯正し、義の教育のために有益です。神の人が、あらゆる良いわざに対して十分な準備ができて、完全にととのえられた者になります」(2テモテ 3:16,17)

 

 

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第二章、この部分は、イエスは神の子として絶対的な真実であり、そのイエスが何度も聖書全体から言葉を引用しているので、聖書の信ぴょう性は確証されているという内容です。

 

それにしても「子供たち」という題にしてはかなり固い内容で、子供向けという感じが全くしません。この本が発表された大会のパンフレットには、小学生低学年くらいの男の子が嬉しそうにこの本を掲げている写真がありましたが、第一章が物語的な展開で次はどうなるんだろうとわくわくして第二章に進んだものの、読み進めたとたんに本を置いてどっかに行ってしまいそうです。ラザフォードが想定していた子供たちとは、いったい何歳ぐらいだったのでしょうか...。