● 不調の根をモノに見出す

 

 前回の記事では気候変動による自分で気づきにくい体調の変化などでイライラしてきてしまう時の解決法としてのマインドセットについて話していました。

 

 

 まずは内向きな思考にならない為に原因を外に見出すこと、しかし、「人」相手に原因を見出そうとするとその対象を排除しようとするので良くないという事を書きました。 
 

 排除思考で他人に当たれば、相手もやられっぱなしではないので反撃してきますし、攻撃を受ければさらにイライラして…と負のスパイラルが完成します。

 

 人に原因を求めることの問題は「どうにかできそう」という幻想を持つことにあるともいえます。

 

 本来他人を変えようとすることは無理なことなのですが、なんとなく話すなり脅すなりなだめるなりすれば思い通りに動いてくれる「可能性」があります。

 

 実質無理なことにリソースをかけること自体がかなり無駄なのですが、そもそも判断力が鈍った状態なのでギャンブルを教え込んだ猿のごとく意味のない事に全力を注ぐのです。

 

 そういった問題を解消するために何とか絞り出した言葉が「モノ」ということなんですね。

 

 単純に物体というよりも「事象」という意味合いが強いです。

 

 例えば今回の記事を書こうと思ったきっかけは天候でした。

 

 先日普段通りに過ごしていたのですが、何か妙にイライラしていることがあったのです。

 

 間が悪いことにそういう時に限っていろいろ連絡を回さないといけないタイミングでもあって、人のせいにしたいというか、人に当たりたくなってきたのです。

 

 しかし、私も何度も失敗しているわけですから、「何か気候変動でもあったのか?」と思ったんですよね。

 

 面白いものでそこで調べてみると実際に私のいる地域が気圧差要注意になっていました。

 

 そうすると面白いもので「気圧差じゃしょうがないな」といったん落ち着くことができるんですよね。

 

 調子が悪い中で感じるイライラは原因不明であるとより大きくなってしまいます。

 

 しかし、納得できる事象かつ自分ではどうにも出来ないことであると分かると現状をいったん受け入れることが出来るのです。

 

 これが下手になんとか出来そうな所に原因が見えるとそれを何とかするまでそわそわしっぱなしになってしまうので、どうにもできない事に見出せるとよしです。

 

 「イライラしてはいけない」と思って感情を押さえつけようとすると、もっと落ち着けない自分にもっとイライラしてしまいますが、「気候のせいではイライラしてもしょうがない」と納得すると「イライラした自分をどうコントロールするか」という風に考えやすくなるのです。

 

 その状態なら「今イライラしていてアイツに当たり散らしたいけど、これは気候のせいで間違った思考になっているだけだからやめておこう」という風にも考えやすくなるのです。

 

 大事なのは誰にも迷惑をかけない形で「納得する」ことです。

 

 どうしようもないことはどうしようもないこととして割り切っていきましょう。