今回は身を護る事についてのお話をお伝えします。
つい先日京王線で痛ましい事件が発生しました。
当日私はオーケストラの練習の為に偶然京王線沿線の練習会場に居た為、帰りの時間帯に足止めを食らいました。
時間帯がずれていれば巻き込まれていたかもしれないと思うとゾッとする話です。
こうした事件があると、やはり日頃から身を護る意識が必要だなと感じます。
護身術だ武術だという事以前に凶悪事件の現場に居合わせてしまったら、という事を考えておくだけでもいざという時の動きは格段に変わります。
そういった護身意識の事に関しては過去にも記事を書きました。
そして今回の記事ではよりシンプルさを重視して、事件に巻き込まれた時に何を考えれば良いかをお伝えしようと思います。
まず当たり前の概念ですが、凶悪事件に際して大事なのは逃げるという事です。
厳密な話をすると相手と安全に距離を離すという事です。
例え格闘技や武術の経験があっても、あなたが警察官でないのならば向かって行ってはいけません。
次に大事な概念は「人を呼ぶ」です。
警察への連絡も勿論ですが、人が多く集まるだけでも相手から攻撃対象になる可能性を下げたり、万が一怪我等をした時にも一人では動けなくなって追撃を受けやすいですが、複数人いればフォローを入れる事が出来るので生存確率がグッとあがります。
日本が銃社会でないから出来る戦略ではありますが、多人数で相手が動いても反応できるくらいの距離を守りながら囲んで警察の到着を待つのが選択肢の一つになります。
この辺りは以前の護身の記事でも書きましたが、これが出来るのはある程度広さがある空間の場合に限ります。
では、先日の事件の様な電車という場合はどうしたら良いのでしょうか。
基本概念の逃げるは変わりません。
可能な限り距離を置き出来る限り速やかに狭い空間から逃げる必要があります。
問題は電車の中では囲んで膠着状態を作るという事はかなり難しいという事です。
良くて前後に一人づつですし、計画的な犯行で端から人を襲い始めた場合は、後ろを取る為には相手の横をすり抜ける事になるのでリスクが高すぎます。
狭く膠着状態も作りにくい状況において取れる手段は限られますが、選択肢として鞄やコート等は物理的に遮蔽物を作るのに使えるという認識は持っておいた方が良いです。
先程も書いた様に、日本において基本的には通り魔的な犯行ならば銃という選択肢はほぼ無いという事を考えれば、凶器はナイフ又は工具類等に絞られます。
そういった物を相手取るのであれば、万全とは言わないまでも鞄はかなり有効な盾になり得ます。
また、コート類は薄手であっても腕に巻き付けるなどすれば簡単にはナイフ等を通さない即席の防具にする事も出来ます。
そういったものでとにかく相手との間に少しでも厚めの遮蔽物を置く様にしてください。
この鞄やコート類は先に紹介した広い場所で相手を囲めた場合にも勿論有用ですが、大事なのはそれらの即席の盾や防具はあくまで急場を凌ぐのに使える「かも」という物でしか無いという認識です。
防具を得て気が大きくなって突撃する等と言った事が無いようにしてください。
シンプルな内容にする筈が長くなってしまいましたが、最後に暴漢が暴れまわる事態に遭遇した時の行動を纏めると
・基本概念は逃げる
・可能な限り周囲に助けを求める
・鞄やコート等が身を護るのに使える事を知っておく
という事です。
実際の所根本が逃げるで後の二つはより安全に逃げる為の要点とも言えます。
残念ながら少なからずこういった事を想定しないといけない世の中は来てしまっているのかもしれません。
わずかでも想定するとしないで万が一の動きは大きく変わる筈です。
備えましょう。
