さて、前回の記事では私が所属するオーケストラのコンセプトの説明だけで終わってしまいました。 

 

 

 今回はそのコンセプトを成就させるための課題と展望について書いていこうと思います。 

 

 おさらいとして私が所属する団体のコンセプトを書いておきましょう。 

 

  色々な団体の経験を持つ奏者がアイデアを持ち寄って実験しながら音楽を作り上げていくオーケストラ  

 

 このコンセプトは経験豊富な奏者のやりたいことを持ち寄って新しいアイデアを創出する事を目指しています。 

 

 問題点はやはり、他の団体との兼ね合いです。 

 

 コンセプトの前提上団員は基本的に他の団体との掛け持ち、という事は当然練習や本番の被りのリスクを許容するという事になります。 

 

 ここが現状の問題点その1ですね。 

 

 前回の記事にも書きましたが、他の団体は結果として掛け持ちをする人が参加している事はあってもそれを奨励している訳ではありません。 

 

 最近では練習の参加回数を全体の○割以上とする団体は多いですが、他団体を許容する以上他団体への参加の足かせになる可能性の制限をかけるのはいかがなものかというのが首脳陣の葛藤なのだそうです。 

 

 しかし、結局人が揃わないと出来ない練習という物もありますし、アイデアを出すにしても練習に良く参加する人だけで偏りがおきてしまいます。 

 

 しかもこの問題の良くない所は、なんだかんだ他の団体で経験を積んだ猛者が集まっているのは事実であるため、あまり練習に参加出来なくとも多くの奏者が当たり障りのない演奏をするとそれなりに出来てしまうという所にもあります。 

 

 どうにもポテンシャルを活かしきれないというのがもどかしい所でもあります。 

 

 また、特に弦楽器において団員の流動性が高すぎるという事、そしてそれを是とするか否とするか団として決めかねている所が問題点その2ともいえるでしょう。 

 

 私は最初から現在まで参加していますが、そういった団員は今では一握りです。 

 

 これにもメリットデメリットは両面で存在します。 

 

 良い面としては新しい人員が入ってくることでコンセプト通りに新しいアイデアが入ってくる事が挙げられます。 

 

 なかなか難しいもので演奏のレベルに定評のある団体というのは、ある程度メンバーが固定で流動性がなくなります。 

 

 それは練度を積み重ねて行くという意味でのメリットもありますが、長く続く団体では新規団員の勧誘に困っているという所もそれなりにあります。 

 

 こう考えるとコンセプトに合わせた運営として考えると、現在はそのメリットを生かしきれていないですが、流動性の高さは悪い事ではないかもしれません。 

 

 そして問題その3これは今まで挙げた問題点が複合した結果とも、むしろその根本であるとも言える要因かもしれませんが、首脳陣と団員の間に仕事量や意識の差があるという事があります。 

 

 これは本当にコンセプト上のすり合わせが難しいところではあります。 

 

 他団体での経験を実験する場としてのオーケストラというコンセプト上、メインの所属がある人のサブのオーケストラというニュアンスは強めに出てしまいます。 

 

 ただこう捉えてしまうと、他の団体がメインでこちらの団体では仕事までは出来ない人と、必要な仕事をこなす首脳陣のどちらがコンセプトに沿っているかと考えた時に謎の逆転現象が起こってしまうんですよね。 

 

 そういった事もあって首脳陣が一般団員に仕事を振れていない感じはしていますし、更に言うとこの団体のコンセプトも伝わりきっていない感じがしています。 

 

 私自身最初から参加している割に運営には参加できずにいましたが、いい加減貢献すべき時が来ている気がしますね。 

 

 自らの経験を活かす為の場としてのオーケストラとしては、私は毎回奏法を変えてというか結果として変わった状態で演奏しているというか、自分なりにはコンセプトにあった参加をしてきました。 

 

 しかし、考えようによっては私は楽器の鳴らし方は工夫しているものの、音楽的な解釈等には弱点があるようにも感じます。 

 

 きっと他にも私と違った実験をして成果を感じている人も居るでしょう。 

 

 その情報が共有できるようになった時がこの団体のポテンシャルを活かしきる時なのだと思います。 

 

 まずはコミュニケーションからですね。 

 

 どの立場でも忌憚なく物を言える場作り 

 

 きっとこれはオーケストラに限らずあらゆる組織に言える事だと思います。