今回は個人的な問題ではあるのですが、とある組織の理念と運営について考える事があったので、そのアウトプットをしつつ問題の解決の糸口を探らんとする内容になります。
ある程度具体性の高い内容にはなるものの、抽象化して考えると色々な所で同じ問題が起きていそうな事でもあるので、読者の皆様も身近な問題と照らし合わせてみたり、自分ならどうするかを考えてみてください。
さて、本題の悩みはオーケストラに関しての事です。
ざっくりと抽象化して何が起きているかをまとめると
立ち上げ時のコンセプトと組織だった運営の両立が立ち行かなくなりつつある
という事です。
そのオーケストラとは、私が大学四年生の時にあった、「所属の垣根を越えて作る大きなオーケストラ」という企画オーケストラから派生した団体です。
私はその団体の運営に深く関わっている訳ではないのですが、立ち上げから途切れず参加しているので思いも深いです。
予備知識としてお伝えすると、ことアマチュアオーケストラにおいてクオリティ面でも長く続く事に関しても重要視されるのは団体としてのコンセプトだったりします。
例えば作曲家や地域にフォーカスした曲を演奏するであったり、市民オケとして地域の振興に協力するであったり、ひたすらクオリティを上げる為に出来る事は何でもするであったり等々、オーケストラという大所帯をまとめ上げる為にもコンセプトは大事な所です。
そして、今回話題に挙げている私が立ち上げから関わっているオーケストラのコンセプト、それが
色々な団体の経験を持つ奏者がアイデアを持ち寄って実験しながら音楽を作り上げていくオーケストラ
です。
これは結構珍しいコンセプトで、どの辺りが特徴的かと言うと他の団との掛け持ちが前提にあるという事です。
他の団体においては結果として掛け持ちをしている団員が多い所はあっても、あえて他の団で経験を積むことを奨励するような事をする所はまあ中々目にしません。
このコンセプトの目指す所を説明しましょう。
クラシック音楽の良い所でもあり難しい所でもある特徴として、同じ曲であっても指揮者の解釈やオーケストラの特性によって音楽が大きく変わる事が上げられます。
この辺りは過去の記事でも書きましたね。
様々な団体で演奏する事が出来る人と言うのは、指揮者や団体がその演奏会で何を求めているかを理解した上で対応する引き出しの多さがあるとも言える訳です。
しかし、普通の演奏会においてはいくら引き出しが多かろうと、その演奏会で使う物は一つのパターンに集約されますし、むしろそれが正しいスタンスであると言えます。
そこで我が団としては、そういった引き出しの多い奏者の経験とアイデアを一度全部出しきって、その中から良い物を組み上げて行こうとしているのです。
と、問題のコンセプトの良い部分を説明した所でかなり字数を消費したので一旦続きは次回に回します。
皆さんもこのコンセプトの良し悪しを少し考えてみてから次回の記事を読んでみてください。
