以前の記事で先日あった大規模な演奏会全体の感想を述べたのですが、今回はごく個人的な謎があり、それに関して一つの仮説が立ったので、その事について書いていこうと思います。 

 

 

 その個人的な謎というのが、本当に個人的なのですが(笑) 

 

 演奏会の本番のタイミングで眠くなる 

 

 という現象です。 

 

 皆さんはこういった大舞台の最中に眠くなるという経験はありますか? 

 

 なんとなく普通は緊張したりして目が覚める様な気もするのですが、私の場合は眠気に襲われやすく、更に言うと以前の記事に書いた演奏会ではその眠気がかつてないほどに強かったのです。 

 

 あまりの眠さに前半と後半の間の休憩時間に楽屋近くの自販機で売っていたエナジードリンクを飲みましたが、全く効果がありませんでした。 

 

 一応午前中のステージリハーサルで気合を入れて弾きすぎたかなという様な事も考えましたが、むしろその演奏会はステリハから開園までの時間は長めとも言えて、休息はいつも以上に取れていたのに眠気が強かったのが特に謎でした。 

 

 そして、ここ最近で一番強い眠気を感じた事でようやく「いつも本番で眠くなる」という今までスルーしてきた問題が意識に上がったんですね。 

 

 考えてみると強弱に差はあれど、毎回本番の真っ最中に眠くなるという現象が起きていたんですね。 

 

 そこで、原因を色々と考えていた時に、「これは一種の緊張が原因で起きているのではないか」という仮説に行き当たったのです。 

 

 正確に言うと、本番に感じる眠気は実際の眠気というより緊張で気が遠くなっている事を誤認しているのではないかという意味です。 

 

 この緊張で気が遠くなるというのは経験があって、それもオーケストラでの経験なのですが、とある曲でコントラバスのソロを弾く機会があったのです。 

 

 またそのソロがコントラバス弾きの間でも有名で「絶妙に難しすぎもせず、しかし簡単でもない」という代物なのです。 

 

 そのソロの合奏練習においては本当に手が震えてどうしようもなくなる事もある程でした。 

  

 そしてその曲の本番の時は、何とか問題なく演奏出来たものの、あまりの緊張に意識が飛びそうになっていたんですよね。 

 

 流石にそこまでの緊張の経験はソロを弾く時以外は無かったため、切り離して考えていましたが、似たような感覚をという事で振り返ってみるとやはりソロを弾く演奏会の記憶が一番近い感じがするのです。 

 

 そういった仮説を立てた上で、丁度その演奏会の翌々日位に齋藤順さんのコーチングのグループコーチングがあったので、緊張に呑まれない方法について質問すると、こんな回答が返ってきました。 

 

 特にオーケストラは多人数が様々な思いで演奏という情報発信をしているため、キャパオーバーを起こしている可能性は十分ある。 

 

 そういった情報を受け取りやすいと自覚して必要な時は意識して跳ね返したり受け流す行動をした方が良い。 

 

 との事でした。 

 

 

 これには結構目からウロコでした。 

 

 言われてみると、実際に処理を仕切れているかと言うと微妙ですがオーケストラの本番中、私は結構周りの様子が気になるというか、アンテナが鋭敏になるんですね。 

 

 いや、むしろ、処理しきれないほどの情報を拾ってしまうからこそ無意識に拾う情報を減らそうとして眠気という形で現れているのかもしれません。 

 

 そして、面白いのがこの「情報を受け取りやすい」という気付きを与えられた途端に頭がスッキリする感覚があったというか、アハ体験の様な物があり、次に同じような状況になったらどうやって対処するか等の方法が浮かんだのです。 

 

 実証そのものは次回の演奏会に持ち越しですが、こういった自分で気付けなかった自分の事を理解するのは大事だなと感じました。