先日また齋藤順さんのセミナーの手伝いに行ってきました。
今回も内容に深く触れはしませんが、枝葉の部分で自分自身への問題提起になった事がありましたのでそれを記事にしていきたいと思います。
テーマは前回と同じくゴール設定に関してですが、今回はより正しいコーチングにおける考え方です。
その考え方がタイトルにもある丁寧さです。
とりあえず大きく内容には触れないものの、話の流れを理解していただく為に少しだけ状況を説明しますね。
過去の記事にも書きましたが、齋藤さんはコーチングを生業とする傍ら認知科学をベースにした気功によるヒーラーとしてもご活躍されています。
そして今回のセミナーの中で、自分の背骨をセルフヒーリングしてみるというワークがありました。
初めての参加の方を除いて、私含め何人かは既にやり方のレクチャーを受けていたので思い思いにセルフヒーリングを行い、その結果のフィードバックを取りました。
ヒーリングの結果肩が軽くなったという人も居れば、腰の痛みが引いたという人もいて、私自身はといえば、一部うまく行った部分とそうでない部分もあり、しかし、うまく行かない原因に関してのアタリはつけられたのでその事をフィードバックとしてお伝えしました。
そこで、齋藤さんからプラスαで課題が出されました。
それは
何故そのような結果が出たのか分析する
ということでした。
前述の通り、齋藤さんの説く気功は認知科学の考え方がベースにあります。
認知科学と気功の関係性は過去記事を参照頂くとして、何故このような事を考えるかというと、その結果が出たということは、無意識下の「こうなりたい」というゴールがあるからこそということです。
コーチングにおけるゴール設定の考え方では、「何になりたいか」というゴールではなく、その何かになって「何をしたいか」という形で設定する事が大切です。
その考え方の延長として、セルフヒーリングのフィードバックによって何が良くなったのかを自分自身に問いかけ、さらにその状態になったということは自分は何を望んでいたのかという事に関して深く考えるということなのです。
例えば、私自身の背骨のセルフヒーリングの結果として、首などの凝りが和らぐという事と、軸が意識しやすくなったという結果が得られました。
そして、これを分析してみたとき、凝りが和らぐのは快適さを求める本能に近い欲求でだと考えられますが、軸の意識の方が少し難しかったんですよね。
軸が意識できると身体の操作が上手く出来るようになり、それは私の空手に関してのゴールである「空手の達人になる」というものに近づくのですが、ここではたと先程のゴール設定のルールを思い出したんですよね「達人になって何をしたいんだ?」と。
これがなかなか難しのが、この「空手の達人になる」現時点では最も行動力が自然と湧き出てくるゴールなのです。
確実にモチベーションがあるのにその源泉がわからない…
これをしっかりと追求するのが、タイトルにした丁寧な思考ですね。
これは追求すればするほど様々な発見があり、またまだ自分がやりたいことが見出だせない人にほど重要な考え方でしょう。
みなさんも自分の望むことを丁寧に分析してみてください。
思いがけない発見があるかもですよ。