さて、前回の記事では、私が所属する空手の指導動画に関して、動画共有システムで手軽に見れるようになったコンテンツとDVD(Blu-ray)で視聴するコンテンツでどういった違いが生まれるかという事を書きました。 

 

 

 実は前回の記事を書いている時に、その記事の主題とは違う方向での気付きがあったので、今回はその事について書いてみようと思います。 

 

 その気付きとは 

 

 物事の差異はグラデーションであり、境界は人が決めるという事です。 

 

 ちょっとこれだけだと分かりづらいかもしれませんね。 

 

 この気付きの元になったのは、動画共有システムで見る空手の指導動画と、DVDで見る空手の指導動画の差はなんだろうと考えていた時の事でした。 

 

 前回の記事では両者を手軽に視聴出来るものと、準備して見るものという風に分けたのですが、その時にはたと気付いたのです。 

 

 そもそもDVD自体が元々は手軽に視聴出来るという位置づけなのではなかったっけ? 

 

 前回の記事においては内容が空手の指導であったため、他の媒体の選択肢が無いのですが、これを映画に置き換えてみましょう。 

 

 最も視聴するのに準備というか手間がかかるのは、当然ながら映画館に実際に足を運ぶ事です。 

 

 これにはチケットの手配も必要ですし、実際に映画館に赴かないといけないですし、手軽さからは最も離れた所にあるでしょう。 

 

 それと比べたらDVDのなんと簡単な事か。 

 

 ホームシアター等を使えばかなりの臨場感をそのまま残しつつ、しかし、外にでたりすることもなく、しかも簡単に何度も見れる。 

 

 前回の記事においては手間がかかる方になっていたDVDですが、相対的に見ると手間がかからない方になっているのです。 

 

 そして、映画にはやはりサブスクリプションサービスで見放題のものも多くあり、そう考えるとやはり手軽さにおいてDVDは一歩遅れる事になります。 

 

 また、今の所例が三つしかないので手軽さを大中小の様に三段階で分類出来るように思えますが、実際の所媒体は様々あるので手軽さの境界線は更にあやふやになります。 

 

 映画館だって近くの映画館で上映していない事もあるでしょうし、サブスクリプションもどれくらい広がっているサービスかで手軽さは変わってきます。 

 

 画質等を考慮しないで手軽さをだけ見るのであれば、VHSはどちらかと言えばDVDに近い位置にありますが、巻き戻し等に時間を取られる為そこで差が生まれたりします。 

 

 実際の価値の判断にはさらに映画館で見る事による臨場感だったり、DVDには特典映像やアイテムが有ったりなど色々な要素が混じるので絶対的な良し悪しはつかないですが、「手軽さ」一つに絞っても物事の差異は絶対的に切り分ける事が非常に難しいのです。 

 

 この境界の曖昧さは、本当に色々な事に対して言えるのです。 

 

 これって面白い物で、遠くから見るとはっきり境界があるように見えるのに、近づいてよく見ると境目が曖昧になってしまうのです。 

 

 世の中は思った以上に曖昧 

 

 この認識を持つ事は非常に大事です。 

 

 そして、その境界線を決める時は出来る事なら人に任せず、自分で線を引くようにしましょう。 

 

 何かを探求する時にも、誰かに謀られない為にも大事な考え方です。