前回の記事ではあんな事を書いた私ですが(笑)

 

 

 世の中悪い事ばかりでもないなと思う出来事もありましたので、ちょっとバランスを取るために書いていきます。

 

 それは先日の話です。

 

 いつもどおりの暑い夜、私は家の近くの公園へ空手の自主練をしに行っていたんです。

 

 正直な話、私はその時物凄く腹を立てている事がありました。

 

 私自身に降り掛かった事というよりは私が好むものが社会的に傷つけられるような話で結構重たいのですが、その件についてはまた別で記事にします。

 

 まあとにかくイライラしていたんですその日は。

 

 身体を動かすことで多少発散はされたものの、やはり動作も多少荒っぽくなっていましたし、いまいちもやもやが取れないままその日は自主稽古を切り上げたのです。

 

 そしてその帰り道偶然セミの羽化に立ち会ったんです。

 

 まあ流石にフルタイムで見ると数時間かかるイベントですが、本当に終わり際の残り30分くらいを見た感じです。

 

 びっくりしましたよ(笑)木の上とかではなく腰くらいの高さの所で羽化していて、通りがかった時は身体が幼虫の身体から半分くらい出て海老反りのような姿勢の所でした。

 

 夏になると良く抜け殻を見かけると思いますが、実際セミの一生の中で羽化は最もエネルギーを使い、かつとても無防備な状態ですので羽化の失敗は結構多くあるのですがここまで来ていれば大丈夫だろうという位の段階でした。

 

 残りの行程は、身体を全て出しきった後に羽を伸ばして殻が固まるのを待つだけ。

 

 殻が固まるまではまた相当時間がかかりますが、羽が伸びきるまでは30分もかからないだろう位だと判断して見守ることに決めました。

 

 いやーこういう光景って、苦手な人は無理でしょうがやはり生命の神秘を感じます。

 

 普段見かけるセミよりも真っ白で儚げで、なにかの拍子に命の灯火が消えてしまうのではないかという一種の恐怖も感じます。

 

 幼虫の殻を脱ぎ捨てた後に身体を支えるはずの脚も、そんな細くて柔らかそうで大丈夫か?と思える程でハラハラしながら見ていたんです。

 

 途中風が強かったので気持ち風を遮ってみたり、アリが近くを歩いていたら追っ払ってみたり、して無事羽が伸びきるまで観察し終えたのです。

 

 そのセミの姿を見ているうちは、その直前まであったイライラは確かにどこかに消えていたのです。

 

 ちょうどその出来事の2〜3日前にWebで見かけた漫画にも近いネタがあったのですが、この出来事で非常に共感度が高まりましたね(笑)

 

その作品はこちら

 

 

 因みに風を遮ったりして少し助力をしたつもりになっていましたが、そこを観察しおえて帰るとその少し先にも同じく羽が伸びて固まる待ちのセミを見かけました。

 

 生き物はある程度そのような行動のタイミングの規則が揃いやすい傾向にあるので、私が一匹の羽化をハラハラ見守っている間に、そのもう一匹は同じ風の強さの中淡々と羽化していたんですね。

 

 これはこれで生命のたくましさを感じました(笑)

 

 夏はこの様に生命が息づく季節とも言えるのですね。

 

 私は苦手ですが、良い季節。

 

 それが今日の結論です。